法政大学高等学校ラグビー部

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HOSEI University Highschool RUGBY FC
活動

春季大会トーナメント1回戦

春季大会トーナメント1回戦。

 

今大会は合同Dとして臨む法政。共に戦うのは小平西・昭和第一・総合工科という、新人大会でも一緒にチームを組んだ仲間たちだ。すでに関係ができている分コミュニケーションも取れており、良い雰囲気のチームになってきた。

対戦相手は玉川学園。今回の合同選抜東京都代表に多くの選手を送り出し、入部してきた一年生も中学時代に活躍していた選手たちである。特にBKの展開力とランニングスキルは素晴らしく、いかに我々がDFでそこを防げるかがカギとなるだろうと予想された。

 

玉川ボールでキックオフ。

1分。いきなり出鼻をくじかれる。CTB荒井などが個々で良いタックルを見せるもオフロードパスで繋がれ、先制トライを奪われてしまう。0-7。

この先制パンチが効いたのか、立て続けに6分、8分、14分、16分、18分、24分と、合計で7トライを奪われえてしまった。

法政はキャプテンSO浦野のキックカウンターやこの日が公式戦デビューとなった荒井の突破などで何度かチャンスを作るが、決定機を作ることはできなかった。

 

後半も流れは変わらず。

5分のトライを皮切りに、15分、17分、19分、24分と5つのトライを献上した。

 

大敗である。

もう少しいい戦いをさせてあげたかった。勝てないまでも練習してきたことが出せるような、手応えを感じられるような試合をさせてあげたかった。

非常に悔しく残念な一戦となってしまった。

 

今年は人数の問題でASICSセブンズにはエントリーができない法政。高校3年生にとっては残す公式戦は花園予選のみとなった。

あと5か月ある。この5か月を長いと思うか短いと思うかで、秋の結果は変わってくるだろう。

できれば秋には満足できる試合をさせてあげたい。

 

新入生も入ってきた。

良い時間を過ごし、熱い夏を経て、秋にリベンジしよう。

 

がんばれ。

 

 

 
FW
1
檜 慈英
2
2
佐々木 陸(法政)
2
3
関 歩高(小西)
3
4
畠山 修弥(小西)
3
5
井上 陽登(昭和)
3
6
和田 謙吾(小西)
3
7
脇山 天雅(法政)
3
8
佐藤 駿之介(小西)
3
HB
9
工藤 航平(小西)
3
10
浦野 桜佑(法政)
3
TB
11
平山 天来(小西)
2
12
日向野 壮介(小西)
2
13
荒井 涼(法政)
2
14
井上 諒(昭和)
2
FB
15
小林 憲生(小西)
3
 
16
菊地 直輝(小西) 2
17
加藤 翔(小西) 2
18
田中 大河(小西) 2
19
斉籐 寛太(昭和) 2
20
   
21
   
22
   
23
   
24
   
25
   
合同D
 
玉川学園
 
7
 
5
 
PG
 
 
DG
 
 
前半
45
 
5
 
5
 
PG
 
 
DG
 
0
後半
35
0
合計
80
交代
入替 後半0分 11 → 19
入替 前半5分 2 → 16
入替 後半15分 4 → 17
入替 後半15分 5 → 18
     
     
     

新人大会予選リーグ③

新人大会リーグ戦3戦目。

 

予選リーグ最終戦となる。

時間の経過とともに徐々に良いチームになってきた合同D。先月の練習試合では敵わなかった府中西に対して、この1か月での成長を見せられるか、楽しみな試合である。

 

前半からブレイクダウンでは劣勢。だがDFは非常に頑張っている。2週間前にはDFがボロボロだったが、見違えるほど良くなっている

4分。10→12のサインプレーで大きくゲイン。先発に入ったPR佐々木の大きなゲインやスクラムプッシュなどでチャンスを掴む。

7分。小平西キャプテンのPR関がDFを引きずりながら30メートルものビックゲイン。

10分。この日はCTBに入った浦野が余ったサイドを突破しゴール前へ迫る。しかしここはノットリリースザボールの反則でトライには至らず。

11分。ここまで良いペースで試合を進めていた合同Dだが、左サイドを突破され、なんと一気にトライまで持っていかれてしまった。0-5。

16分。しかしまだまだ合同Dの時間帯。敵陣でペナルティーを得ると、チームの選択はショット。キッカーのFB小林が35mのペナルティーゴールを冷静に沈めた。3-5。

その後は一進一退が続く。

23分。自陣ゴール前での合同Dボールスクラム。ここでミスがあり府中西ボールになると、サイドを突かれトライを奪われてしまう。3-12。

 

ハーフタイム。

最後にトライを奪われてはしまったが、十分に戦えている。確かな手ごたえに後半に対して自信をみなぎらせる合同Dの面々。

 

後半1分。自陣深くでピンチを迎えるが、浦野のロングキックは相手WTBの頭を超え敵陣10mまで陣地を戻す。その後の府中西アタックもインターセプトし、佐々木の大きなゲインで一気に府中西陣深くへ。

6分。ここでアクシデント。相手選手との接触で浦野が顔面を負傷。右眼がふさがってしまう。浦野はプレーを続行するが、チームの中心である彼の負傷は大きな不安要素となった。

8分。佐々木がナイスタックル。佐々木だけでなくチームみんなすごくがんばってタックルしている。府中西の攻撃を食い止め続ける。

16分。だが劣勢で耐えている中で消耗が目立ち始めた。徐々に下げられ反則もあり、ついに突き放されるトライを奪われてしまう。3-19。

17分。先ほどのトライでずっと耐えてきた気持ちが切れ始めたか、キックオフのリターンから大きくなったDFのギャップを突かれ突破。ノーホイッスルトライを奪われた。3-26。

20分。ここもトライ。DFが出られなくなってきた。3-31。

ロスタイム。最後の意地を見せ府中西ゴール前に迫る。インゴール目前まで迫るも、惜しくもノックオンの判定。

そしれノーサイドの笛。

 

予選リーグは1勝2敗となった。3連勝した桐朋高校がこのリーグの代表となり1月からの決勝トーナメントに進む。我々の代表としてぜひとも頑張ってもらいたい。新人大会のために集まった合同Dとしての活動はこれで終了となる。

このチームが結成されておよそ1か月。決して準備期間が十分とは言えない状況ではあったが、選手たちはよく頑張ってくれた。特にDFの部分では短期間で驚くほどの成長を遂げた。技術よりもむしろ気持ちの部分の成長が大きかったように感じている。

 

次のターゲットは、2月に行なわれる合同選抜東京都代表チームのセレクションだ。ここで良いパフォーマンスを見せ、1人でも多くの選手が東京都代表選手へと選ばれ、3月に行なわれる関東大会へと出場したい。そして一人一人がレベルアップを遂げ、春季大会へとつなげていきたい。

がんばれ、法政。

 

合同C
FW
1
佐々木 陸(法政)
1
2
菊地 直輝(小西)
1
3
関 歩高(小西)
2
4
畠山 修弥(小西)
2
5
井上 陽登(昭和)
2
6
日向野 壮介(小西)
1
7
山口 航平(菅生)
2
8
佐藤 駿之介(小西)
2
HB
9
工藤 航平(小西)
2
10
和田 謙吾(小西)
2
TB
11
山下 和航(菅生)
1
12
野崎 慎之介(菅生)
2
13
浦野 桜佑(法政)
2
14
井上 諒(昭和)
1
FB
15
小林 憲生(小西)
2
 
16
守田 和真(総合) 1
17
   
18
   
19
加藤 翔(小西) 1
20
田中 大河(小西) 2
21
垣脇 勘平(菅生) 1
22
斉籐 寛太(昭和) 1
23
平山 天来(小西) 1
24
櫻井 大河(総合) 1
25
   
合同D
 
府中西
 
2
 
1
1
PG
 
 
DG
 
3
前半
12
 
3
 
2
 
PG
 
 
DG
 
0
後半
19
3
合計
31
交代
入替 前半13分 8 → 20
入替 前半24分 4 → 21
入替 後半22分 14 → 22
入替 後半22分 21 → 23
入替 後半24分 11 → 24
     
     
 

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新人大会予選リーグ②

新人大会リーグ戦2戦目。

今年からリーグ戦となった新人大会。前節を黒星とした合同Dにとってはとてもありがたい形である。昨年までであれば先週負けた段階で新人戦は終了となっていた。こうして同じメンバーでいくつもの試合を経験できることは大変貴重であり本当にありがたい。試合経験だけでなく、勝利も飾りたいところだ。

 

前半立ち上がりは押し込まれる形となった。

合同Dは反則が多く、自陣で我慢を強いられた。しかしながらこの日はDFがよく前に出ており、身体を張って開成のアタックを食い止めていた。

前半12分。敵陣で得たペナルティーから、チームはショットを選択。キッカーSO浦野は風の影響も考え低い弾道でボールを蹴る。見事にこれが決まり合同Dは先制に成功する。

しかしこの後の開成キックオフでピンチを迎える。逆光のためボールが太陽の中に入り見失ってしまう。このボールの処理をもたつき相手ボールとなる。

14分。自陣ゴール前での開成ボールスクラムという大ピンチ。いくつかフェーズを重ねられると空いた右サイドへ。トライを奪われる。3-5。

24分。このままビハインドで折り返すかと思われた前半終了間際、開成のミスがあり敵陣ゴール前での合同Dボールスクラムという大チャンス。ここからアタックをすると開成はたまらず反則を犯す。間髪入れず突っ込みインゴールまで持ち込んだ。10-5。

 

前半を良い形で終えた合同D。さらにチームを活気づけたのはHO佐々木の復帰である。後半開始とともに投入されることになった。全国大会都予選後に足首の手術を行い、この日が復帰戦となった。1年生にしてチームの中心となっている彼の復帰によって、俄然盛り上がる法政そして合同D。

 

後半も立ち上がりは押し込まれる展開となるが、浦野の的確なエリアマネジメントもあり敵陣へとボールを進める。

佐々木も久しぶりの試合とは思えないほど躍動し、持ち前のボールを持った際の力強さを見せ毎回のようにゲインを重ねる。

前節と比べてこの日最も良くなったのは、やはりDFであった。DFの穴が小さくなり、仮に抜かれたとしても全員で頑張って身体を当てて止め続けていた。

後半15分。膠着状態が続いていたが、ついに待望の追加点を奪うことに成功する。佐々木などのFWのゲインから右サイドに展開すると、開成DFが手薄になったところをFB小林が大きなスワーブで突破。右サイドを走りきり大きな追加点となるトライを奪った。15-5。

その後も浦野のキックや佐々木のゲインで試合を優位に進め、最後まで開成に付け入る隙を与えなかった。

 

ノーサイド。

まずは公式戦初勝利おめでとう。そして前節からのDF修正点を大きく改善したことを嬉しく思う。これで予選リーグは1勝1敗となった。可能性としては大きくないが、まだ決勝トーナメントへ進出する可能性は残っている。奇跡を信じ、来週の最終節・府中西との一戦に臨んでもらいたい。

 

合同C
FW
1
檜 慈英(小西)
1
2
菊地 直輝(小西)
1
3
関 歩高(小西)
2
4
畠山 修弥(小西)
2
5
田中 大河(小西)
1
6
日向野 壮介(小西)
1
7
山口 航平(菅生)
2
8
佐藤 駿之介(小西)
2
HB
9
工藤 航平(小西)
2
10
浦野 桜佑(法政)
2
TB
11
井上 諒(昭和)
1
12
野崎 慎之介(菅生)
2
13
和田 謙吾(小西)
2
14
山口 和航(菅生)
1
FB
15
小林 憲生(小西)
2
 
16
   
17
佐々木 陸(法政) 1
18
   
19
加藤 翔(小西) 1
20
井上 陽登(昭和) 2
21
垣脇 勘平(菅生) 1
22
斉籐 寛太(昭和) 1
23
平山 天来(小西) 1
24
守田 和真(小西) 1
25
   
合同D
 
開成
1
1
1
 
1
PG
 
 
DG
 
10
前半
5
1
 
 
 
 
PG
 
 
DG
 
5
後半
0
15
合計
5
交代
入替 後半0分 8 → 19
     
     
     
     
     
     
 

新人大会予選リーグ①

新人大会リーグ戦初戦。

 

今年からこの新人大会のフォーマットが変更された。

4チームずつで総当たり戦を行うリーグ戦を年内に行い、それぞれの1位チームに加えて、先の全国大会都予選でベスト8以上まで勝ち進んだシード校が登場し、合計16チームで決勝トーナメントを戦う形となった。部員数の減少に加えて強豪校と一般チームのレベルの差も大きくなったことから、この形に変更となったそうだ。

今回も法政は合同チームでの参加となる。共に合同Dというチームとして一緒に戦うのは、小平西・昭和第一・東海大菅生・総合工科、である。できればリーグで1位となって1月から始まる決勝トーナメントに進みたいところだ。

 

桐朋ボールでキックオフ。

3分。いきなり先制パンチを食らう。合同Dの自陣でのミスを拾われトライを献上してしまう。0-5。

6分。DFのギャップが大きく、そこをつかれて突破されトライ。0-12。

12分。合同Dも反撃。桐朋陣ゴール前まで攻め込み大型FWでラッシュ。インゴールまで押し込むもグラウンディング出来ずノートライ。

15分。マイボールにはなるもミスが多く繋がらずヤーボになる場面が目立つ。ここのミスから右に展開されトライ。0-19。

22分。前半最後のビッグチャンス。敵陣ゴール前でのマイボールスクラム。しかしここもミスで繋がらず。

 

ハーフタイム。

 

1分。挽回を期した後半であったが、DFギャップが埋まらずビッグゲイン。右隅にトライ。0-26。

7分。後半早々にトライを奪われたことで明らかに気落ちする合同D。ラインアウトのミスを拾われトライを献上してしまう。0-33。

12分。しかしここでやっと反撃を開始。ペナルティーを得るとFWへ展開。キャプテンの関が大きな身体を活かしてインゴールまで持っていった。7-33。

16分。反撃の狼煙を上げた合同Dだが、DFのギャップを突かれタックルに刺されない状況は変わらない。手で行って倒せず繋がれトライ、が続く。7-40。

18分。同じ形で内側を抜かれトライ。7-47。

20分。左サイドを走りきられトライ。7-54。

24分。ラストプレーで意地を見せる。左サイドへ展開し、人数が余ったところを取り切った。14-54。

 

ノーサイド。

 

合同チームであることの弱さが如実に表われた試合だったと言える。献上したトライのほとんどがDFのギャップを突かれ抜かれたものだった。合同練習も数えるほどしか出来なかった中で、まだシステムとして浸透しておらず難しかったところは確かに大きいだろう。

しかしラグビーというスポーツの中で、システム以上に大切なのは個々のDFである。いかにチームとして成熟していなかろうと、タックルには入れなかった言い訳にはならない。ここを改善しないと先は見えてこないだあろう。

タックルは怖い。それは誰でも同じだ。プロ選手だって恐怖を感じることはある。でもそれでもタックルに入るのは、チームのためだ。仲間のためだ。自分が怖くてタックルから逃げたら、仲間が痛い思いをしなくてはならない。それは自分の身体が痛い以上に心が痛いことだ。だからみんな懸命にタックルに入るのだ。それがラガーマンのスピリットなのである。

それをもう一度思い出してほしい。次週に期待しよう。

 

 

合同C
FW
1
檜 慈英(小西)
1
2
菊地 直輝(小西)
1
3
関 歩高(小西)
2
4
畠山 修弥(小西)
2
5
田中 大河(小西)
1
6
日向野 壮介(小西)
1
7
山口 航平(菅生)
2
8
佐藤 駿之介(小西)
2
HB
9
工藤 航平(小西)
2
10
浦野 桜佑(法政)
2
TB
11
井上 諒(昭和)
1
12
野崎 慎之介(菅生)
2
13
和田 謙吾(小西)
2
14
山下 和航(菅生)
1
FB
15
小林 憲生(小西)
2
 
16
守田 和真(総工) 1
17
   
18
   
19
加藤 翔(小西) 1
20
井上 陽登(昭和) 2
21
垣脇 勘平(菅生) 1
22
斉籐 寛太(昭和) 1
23
平山 天来(小西) 1
24
櫻井 大河(総工) 1
25
   
合同D
 
桐朋
 
3
 
2
 
PG
 
 
DG
 
0
前半
19
2
5
2
5
 
PG
 
 
DG
 
14
後半
35
14
合計
54
交代
入替 後半5分 4 → 20
入替 後半5分 11 → 21
入替 後半5分 14 → 23
     
     
     
     
 

練習試合 vs 府中西・東海大高輪台

昨日行われた練習試合の結果をお知らせいたします。

vs 東海大高輪台 12-14 ⚫
vs 府中西 7-17 ⚫
vs 東海大高輪台 7-5 ◯

※すべて15分×1本

対戦してくださった府中西ならびに東海大高輪台の皆様、ありがとうございました。

SEL(Super Enjoy League)

昨日行われましたSEL(Super Enjoy League)の結果をお知らせいたします。

vs 日比谷 12-7 ◯

vs 千葉合同 5-17 ⚫

vs 東&板橋有德 7-10 ⚫

     ※いずれも15分×1本

しかし、この交流大会は名前の通り、ラグビーを楽しむということに特化した大会です。指導者は大声で指示を出したり叱責することを禁止されており、生徒たちが自分たちで試合を楽しむというコンセプトになっています。勝ちも負けもありましたが、どのチーム選手たちもラグビーを楽しんでいたのが印象的でした。とても素晴らしい交流戦です。

またぜひ参加させてください!

 

全国大会都予選トーナメント2回戦

全国大会都予選トーナメント2回戦。

1回戦を快勝し、勢いを持って臨みたかったこの試合。しかしインフルエンザが猛威を振るい、臨時休校措置が取られることとなった。初戦が終了してからのこの2週間、練習はたった1日しかできなかった。連携やモチベーション面で大きな不安に包まれた。だが世の中を見渡すと同じような学校はたくさんあり、残念ながら出場を辞退しなくてはならない学校もあった。我々はまだ幸せだ。戦うことができるのだから。

1回戦ではインフルエンザの影響でベストメンバーが組めなかった。今日は全員が揃っている。3年生も全員がスタメンで出場する。「やりきったと思える試合をする」という、チーム全員で決めた目標を胸にグランドへ飛び出していった。

 

石神井高校ボールでキックオフ。

高いキックに対して競り負けてしまいいきなりのピンチ。だがDFがしっかり前に出てゲインをさせない。

3分。ペナルティーを犯してしまうと、アドバンテージを得た石神井10番が左サイドへ大きなキックパス。これはWTBマーカスが一度はキャッチするも、着地と同時に激しいタックルを受け、ルーズボールを拾われトライを奪われてしまった。0-7。

5分。ここも石神井のアタックが冴え大きなゲインを許す。しかしSH竹内とCTB太宰が素晴らしいDFを見せ、ボールを取り戻す。さすがBKリーダー、さすがキャプテン。

6分。DFギャップを突かれ突破される。頼みのFB井上も届かず中央にグラウンディングされた。0-14。

8分。しかしキックオフのボールを相手がキャッチミスし、それを拾った合同Cは敵陣22mでのマーボールスクラムという、この試合初めてのチャンス。反撃したいところであったが、残念ながらトライまでは至らず。

11分。FL坂本が火の出るようなタックル。法政に加えて、東京電大と三田国際の選手たちも身体を張る。

12分。再び石神井の鋭いアタック。DFラインを突破されインゴールまで。誰もが下を向きかけたが、ここでスーパープレイが。PR野嶋がトライの体制に入った石神井の選手に対し、ボールごと引きずりあげる。インゴールでトライをさせずにマイボールへと取り戻して見せた。俄然盛り上がる合同C。

13分。しかしこのインゴールからのドロップアウトを見事なカウンターアタックで戻される。再び自陣ゴール前へ。

17分。何とか食い止めていた合同Cだが、ペナルティーを犯すとまたも大きなキックパス。見事にインゴールで繋がりトライ。0-26。

20分。ここも見事なサインプレーから石神井の13番に中央を突破されトライ。0-33。

22分。雰囲気が悪くなってきたが、ここでキャプテン太宰の素晴らしいタックル。チームを蘇らせる。

23分。太宰のタックルで勢いを増した合同Cは、やっと本来の形でのアタックを見せる。連続攻撃から、SO浦野→CTB松崎→マーカスへとパスが繋がると大きなゲイン。ここでたまらずペナルティーを犯した石神井に対し、FWのピックゴー攻撃で攻める合同C。少しずつ少しずつゲインを重ね。ついにインゴールに飛び込んだ。トライ。全員で繋いだ良いトライだった。7-33。

ロスタイム。石神井の怒濤の攻撃を何とか食い止め続ける合同C。3分間以上に及ぶ猛攻を跳ね返し続ける。最後は攻めあぐねた石神井がペナルティーゴールを選択し、7-36として前半を終了した。

 

この試合が大会初戦となる石神井に対し、前半開始と同時に全力を出し出鼻をくじくというコンセプトで挑んだ合同C。しかしゲームプラン通りには行かず前半で差をつけられてしまった。みなが焦り悲壮感が漂い始めていたが、キャプテンだけは違った。「みんな、落ち着いて。まだ大丈夫。敵陣でのアタックは通用していただろ。しっかりやるべきことをやって1トライずつ返していこう。」そうチームを励まして、皆の表情にも再びやる気がみなぎってくる。

 

だが後半も思うようにプレーさせてもらえない。キックパスやサインプレーを駆使した石神井のアタックは非常に強力で、がんばって追いかけるもなかなか止めきることができない。

後半1分には外を抜かれて独走されトライ。6分にはエイタンで押し込まれてトライ。10分にはモールでトライ。その後18分と27分にもとどめのトライを奪われた。ノーサイドの笛が鳴った瞬間のスコアは7-70であった。

 

負けてしまった。しかし3年生を中心として最後までよく頑張ってくれた選手たち。特にキャプテン太宰はこの試合を通じて最初から最後までハードタックルでチームを救い続けていた。チーム事情によりFWからBKへと転向し、距離のあるタックルに対し上手くタイミングが取れずに悩んでいた時期もあった。しかし最後の試合となったこの試合で、最も輝き最も身体を張っていたのは、キャプテンの太宰歩だった。

私は昔から思っていることがある。トライする選手が大きな注目を浴びがちだが、足の速い選手が何人かいればトライは生まれる。しかしタックルというのは勇気が無いとできない。だからトライを取れる選手より、タックルできる選手の方が尊敬に値すると思っている。歩はそういうプレーヤーだった。

試合後にも、泣いている仲間の背中に手をやる彼を見て、歩をキャプテンに選んで良かったと心から思った瞬間だった。

 

歩だけでなく、3年生全員にも心からねぎらいの言葉を送りたい。この75代のメンバーは、非常に手のかかる子たちだった。ラグビーに対する情熱があまり感じられず、強くなりたい上手くなりたいという気持ちもあまり表現してくれず。練習をサボる子も少なくなく、これまで何度となくミーティングや話し合いをしてきた。新人大会の試合の時にも、そんなコメントを書いた記憶がある。

だが、3年生性になった頃から、段々と彼らの目つきが変わり始めた。練習をサボる子は少なくなり、グランド練習やウェイトトレーニングも積極的に取り組むようになり、誰かに言われたわけでも無く自分たちで相談して朝練を始めるようになった。ここ半年ほどは最上級生らしい、リーダーらしい背中をたくさん見ることができた。

もちろん、だからこそ悔やまれることもある。この半年のような気持ちで去年一年間を、2年生の一年間を過ごすことができていたなら、この試合の結果もきっと変わっていただろうと私は思う。良いことも残念なこともあった3年間、ぜひどちらも大切な思い出と教訓として持ち続けていってくれたら嬉しい。

3年生、お疲れ様。

最後までラグビーをしてくれてありがとう。

 

 

合同C
FW
1
関口 翔世(法政)
3
2
佐々木 陸(法政)
1
3
野嶋 隼太郎(法政)
3
4
鈴木 誠(電大)
3
5
今野 太智(三田)
2
6
坂本 雄規(三田)
2
7
吉永 龍生(電大)
2
8
市野 太一(法政)
3
HB
9
竹内 勇太朗(法政)
3
10
浦野 桜佑(法政)
2
TB
11
ヒギンズ マーカス(三田)
1
12
太宰 歩(法政)
3
13
松崎 浩準(三田)
2
14
大柄 海翔(電大)
2
FB
15
井上 弥怜(法政)
3
 
16
脇山 天雅(法政) 2
17
グレイブス 彪(三田) 1
18
栗原 怜央(三田) 1
19
   
20
   
21
   
22
   
23
   
24
   
25
   
合同C
 
石神井
1
5
1
4
 
PG
 
 
DG
 
7
前半
36
0
5
0
3
 
PG
 
 
DG
 
0
後半
34
7
合計
70
交代
入替 後半10分 10 → 16
入替 後半18分 5 → 17
入替 後半18分 14 → 18
     
     
     
     
 

全国大会都予選トーナメント1回戦

全国大会都予選トーナメント1回戦。

ついにこの日を迎えた。全国大会都予選。花園を賭けた戦い。三年生最後の大会。高校ラグビーに携わる者にとって、最大にして最高の舞台である。

チームのコンディションは万全とは言えなかった。主力PR野嶋がインフルエンザに罹患し出場できない。他にも怪我を抱えている選手が多くいる。そしてなにより、合同Cとしての活動は幾度となく重ねてきたものの、メンバーが全員揃ったことは一度もなく、チームとしてのコミュニケーション不足が大きな不安要素であった。

対戦相手は武蔵野東高等専修学校。近隣にあり昔からともに切磋琢磨してきた、仲間にしてライバルでもある。公式戦で当たるのは何度目だろう。本当に縁のあるチームだと感じる。

 

暦では既に秋だが、とてもそうとは思えないほどの気温。風も強く厳しいコンディション。そんな中キックオフのホイッスルが吹かれた。

前半1分。キックオフをキャッチした合同Cはいきなりのチャンスを迎える。No.8市野が得意のステップワークでDFを突破しゲイン。敵陣まで走り相手DFの手が迫ってきたところでフォローに走っていたFB井上へパス。井上は最後まで走り切り、ノーホイッスルトライとなる先制トライを奪って見せた。5-0。

10分。先制トライ後はお互いに落ち着きを見せ膠着状態が続いていたが、久しぶりに武蔵野東陣深くまで攻め込むと、最後はFWのピックゴー攻撃でトライを奪う。12-0。

15分。再び敵陣ゴール前。5mスクラムの大チャンスから、SO浦野がブライドサイドで自ら勝負。パワーでインゴールまで持ち込んだ。19-0。

17分。武蔵野東の反撃。DFラインのギャップを突かれ突破される。大きなピンチになったが、SH竹内がギリギリで相手を捕まえチームを救った。

20分。ピンチをしのいだ合同Cは一気に反撃へ転じる。外へ大きく展開すると市野が素晴らしいフォローでこのボールを受け取りインゴールまで走り切った。26-0。

22分。またしても合同Cの攻撃。ゲインを少しずつ重ねて、最後は竹内が左サイドへ飛び込む。

24分。ロスタイムにも追加点。スクラムのこぼれ球をPR関口が拾ってそのままインゴールへ。38-0。

 

ここで前半終了。

 

後半も合同Cのペースで試合は進む。

後半1分。練習してきたサインプレーがきれいに決まった。45-0。

このトライを皮切りに合同Cのトライが多く生まれた。

3分には関口、5分には井上がトライを奪う。この時点で59-0。

だが武蔵野東も諦めなかった。粘り強いアタックに対し合同Cはたまらず反則を繰り返す。ここから武蔵野東がアタックを重ね意地のトライを奪った。59-5。このチームは昔からそう。諦めない。心が強い。

その後はまた我々の時間帯。

12分に竹内、15分には左サイドで、18分には井上、21分にはキャプテンCTB太宰、そして24分には井上がこの日5つ目となるトライを奪い試合を終えた。

 

ノーサイド。

 

不安の大きかった初戦を快勝で飾ることができ、選手たちの表情は晴れやかだった。

後から聞いたところによると、武蔵野東も感染症の蔓延のために多くの選手が出場できず、試合前から非常に苦しい状況だったそうだ。他の多くのチームも似た状況だと聞く。学校内外を見渡しても学級閉鎖の話題で持ちきりだ。そんな中でも試合ができたこと、まだこのメンバーでラグビーが続けられることを感謝しなければならない。

試合後に部員たちに伝えたこと。我々は勝った。それは、負けてしまった武蔵野東の3年生を引退させたことを意味する。ここからは自分たちだけでなく彼らの想いも背負って戦わなくてはいけない。そうやって大会が進んでいくにつれて多くの選手たちが涙を流し、勝ったチームがその想いを背負っていく。勝ち進むごとに背負う想いは大きくなる。決勝戦や全国大会というのは、お互いのチーム同士だけのぶつかり合いではなく、多くのものを背負った同士の戦いになる、だからみんな懸命に戦うのだ。我々も、2回戦に向けてこれまで以上の想いを持って戦わなくてはならない。それが勝負の世界。それがラグビー。

2回戦に向けて最大の努力をしていこう。

 

合同C
FW
1
関口 翔世(法政)
3
2
佐々木 陸(法政)
1
3
鈴木 誠(電大)
3
4
笹崎 善太朗(法政)
1
5
脇山 天雅(法政)
2
6
坂本 雄規(三田)
2
7
吉永 龍生(電大)
2
8
市野 太一(法政)
3
HB
9
竹内 勇太朗(法政)
3
10
浦野 桜佑(法政)
2
TB
11
ヒギンズ マーカス(三田)
1
12
太宰 歩(法政)
3
13
松崎 浩準(三田)
2
14
大柄 海翔(電大)
2
FB
15
井上 弥怜(法政)
3
 
16
グレイブス 彪(三田) 1
17
今野 太智(三田) 2
18
栗原 怜央(三田) 1
19
   
20
   
21
   
22
   
23
   
24
   
25
   
合同C
 
武蔵野東
6
 
4
 
 
PG
 
 
DG
 
38
前半
 
8
 1
6
 
 
PG
 
 
DG
 
52
後半
5
90
合計
5
交代
入替 前半18分 4 → 16
入替 後半10分 5 → 18
入替 後半17分 1 → 17
     
     
     
     
 

明学キャンプ試合結果

先週の明学CAMP内での交流試合の結果をお知らせいたします。
対戦してくださった各校の皆様、準備運営をしてくださった明治学院東村山の皆様、本当にありがとうございました。

8/24(木)
vs 日体荏原 7-0 ◯
vs 前橋育英 28-14 ◯
 ※20分×1本

8/25(金)
vs 東京朝鮮 0-54 ●
vs 早稲田高等学院 7-10 ●
vs 武蔵野東 26-0 ◯
 ※20分×1本