法政大学高等学校ラグビー部

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HOSEI University Highschool RUGBY FC
活動

春季大会合同リーグ第2節

春季大会合同リーグ第2節。

前節を劇的な逆転で勝利した合同C。ゴールデンウィークも挟み改善点を修正して、と思っていたが、コロナウィルス感染拡大を受け各校でも様々な対応がとられる中、前回の試合4/25から結局一度も合同Cの全員で集まることが出来ずにこの日を迎えた。戦術的な熟成は出来なかった。あとは個人個人のスキルアップを信じるしかない。もっともこの状況は対戦相手である合同Fをはじめすべての学校に対して言えることだ。満足な準備が出来た学校は少ないだろう。そんな中でも試合が出来ることに感謝し、持っている全ての力を出すことだけを誓った。

小雨の降る中、合同Fボールでのキックオフ。

前回大活躍したFL染谷の突破を皮切りに、SO小沢やFL山田がボールを持って良いゲインを見せる。前節では開始2分で2トライを献上してしまったが、今回は緊張感でガチガチになることもなく、立ち上がりから良いテンポで試合を進める。

4分。相手陣深くまで攻め込んだ合同C。ヤーボスクラムからのキックをキャッチしたFB宮川がスペースのある左サイドを突破。一人二人とかわすとスピードに乗り、なんと40mを走りきって先制トライ。今回は先制点を挙げることが出来た。7-0。

8分。しかし合同Fも負けてはいない。合同C陣に攻め込むと一気にインゴールまで突き進みトライを奪い返してきた。7-7。

9分。だが、ここですぐに反撃できたことが大きかった。余った左サイドへ展開するとパスが綺麗につながりトライ。結果的にはこのトライが非常に大きかった。12-7。

14分。すぐに突き放すことに成功した合同Cはここで追加点。19-7と12点の差をつける。ただこのプレーで主将SH奈良が負傷。交代を余儀なくされてしまった。

16分。奈良を欠いた合同Cであったが、すでに流れは完全につかんでいた。良い位置でもらった染谷がトライを奪い点数は24-7となる。

20分。だが一方的な展開になるかと思われた時間帯に合同Fもラインアウトからのモールで追撃のトライを奪ってきた。24-12。

ここで前半終了。

 

前節と同じく、この試合でもベンチ入りしている全ての選手にプレーをさせることを決めていた合同C。一気に5人が交代しフレッシュなメンバーがチームを引っ張る。

 

後半開始早々、WTB石坂がライン際をビックゲイン。

4分。そのチャンスにゴール前から山田がトライ。

このトライを皮切りに、後半は合同Cによる多くのトライシーンが生まれる。

10分には小沢の突破からまたも山田がトライ。

18分には宮川が再びトライを奪う。

そしてロスタイムには、山田がこの日なんと3つめのトライを奪って見せた。

山田は東海大菅生のキャプテンである。この日の合同Cは菅生のファーストジャージを使用させてもらった。きっと菅生のキャプテンとしていつも以上に試合に対する思い入れが強くなっていたのではないだろうか。まさしく獅子奮迅の活躍であった。

終わってみれば46-12というスコアで勝利することが出来た。

 

今回の春季大会は、単独チームと合同チームで試合フォーマットが分かれ、試合時間も短くなったことからどこまで真剣に試合に臨めるか懸念する部分もあった。だが、選手たちはみな一生懸命にプレーし、ラグビーが出来ることを心から感謝して噛みしめているように見えた。春季大会はこれで終了となり、合同Cもとりあえず解散となる。だが、ようやくチームらしくなってきたところだ。もう少し一緒にラグビーをしてみたい。せっかくこうして春季大会のリーグで一位になったのだ、この先も少し何かアイデアを出してみようじゃないか。もしかしたら後日何かご報告できるかもしれない。乞うご期待、である。

 

 

1
富永 有飛(昭和)
2
2
淋 遥翔(昭和)
3
3
笹原 世凪(昭和)
2
4
恒見 大晴(昭和)
3
5
マチャスジョシュアアルベス(昭和)
3
6
山田 築(菅生)
2
7
染谷 優羽(法政)
3
8
田邊 佑典(帝八)
3
H
9
奈良 遼也(法政)
3
10
小沢 秀太(昭和)
3
TB
11
渡邉 嵩太(帝八)
3
12
髙田 太陽(昭和)
3
13
佐野 景將(帝八)
3
14
桑原 脩汰(昭和)
3
FB
15
宮川 篤(帝八)
3
16
加藤クリストファーエドワード(帝八) 2
17
橋本 侑(菅生) 2
18
鳥羽 裕行(帝八) 2
19
亀井 優太朗(帝八) 3
20
馬場 達貴(帝八) 3
21
石坂 瑠惟(法政) 2
22
23
24
25
合同C
合同F
4
2
2
1
PG
DG
24
前半
12
4
1
PG
DG
22
後半
0
46
合計
12
交代
入替 前半14分 9 → 20
入替 後半0分 1 → 16
入替 後半0分 2 → 17
入替 後半0分 3 → 18
入替 後半0分 7 → 19
入替 後半0分 14 → 21

春季大会合同リーグ第1節

春季大会合同リーグ第1節。

今大会は新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、大会は開催されるものの無観客勝つ試合時間も20分ハーフと縮小され、さらには単独チームと合同チームで別々のフォーマットで大会を行うこととなった。正直複雑な気持ちになるが、まずはこんな状況下でも大会を開催していただいたことに感謝し、合同チームの中でチャンピオンを獲ってやろうじゃないかと気持ちを切り替えた。合同チームにエントリーしている学校は30校あり、それが9つのチームに振り分けられた。相手は合同G。豊島学院と学習院の合同チームである。

快晴の中、合同Gボールでキックオフ。

1分。キックオフのボールをキャッチミスした合同C。いきなり大きなピンチを迎える。ここで合同Gはあえて狭い方のサイドで勝負してきた。13番のパワフルな突破を止めることが出来ず突破される。そしていきなりインゴールまで持って行かれてしまった。0-5。

2分。出鼻をくじかれた合同Cは浮き足立つ。DFにギャップが生まれそこを突破されると10番にパス。合同Gは素晴らしいランナーが何人かいたが、この10番もその一人。一気に加速するとDFを振り切りまたしてもトライまで持って行かれてしまう。0-12。

開始2分でいきなりの2トライ。重い空気が漂う。

その後は合同Cも良い攻撃の形を見せるもミスが多く責めきれず。そうこうしているうちにまたしても自陣ゴール前に釘付けにされ大ピンチ。

9分。しかしここで大きなプレーが生まれる。相手の反則で得たペナルティーからLO亀井がハリーでGO。タッチライン際を駆け上がり敵陣10mまで攻め込む。

11分。亀井が挽回したエリアを使い今度はBKが躍動する。SO小沢がDFギャップを突き突破。DFが引きつけられたところへ大外へのロングパス。これがWTB石坂に最高のタイミングで渡ると、石坂は残り40mを自慢のスピードで走りきった。トライ。5-12。追撃の狼煙を上げる。

14分。しかし反撃もつかの間またしてもミスから失点。ボールを奪われ左サイドへ。なんとか止めるもFWによるゴリ攻撃にトライを奪われた。5-17。

そしてそのまま前半は終了。

 

ハーフタイムで合同Cは6名の選手を入れ替えた。今回の大会では事前に決めていたことがあった。それはベンチ入りした選手全員で戦い勝つということ。コロナ禍の厳しい毎日を不安な気持ちのままそれでも諦めずに練習に励んでいた21人。この晴れの舞台を全員に味合わせてあげたかった。そして全員で勝利の歓喜に浸りたかった。そういう想いだった。

 

後半キックオフ。

1分。ファーストプレーでいきなり輝きを見せた男がいた。FL染谷優羽。彼は法政中学から本校ラグビー部に所属し、高校1年生の夏からニュージーランドへ語学留学をした。昨年夏の帰国直前に膝を大怪我し、この試合の数日前にやっと復帰許可が下りたところだった。約2年ぶりに彼のプレーを見る我々。スキルアップしているのだろうと想像はしていたが、彼の成長は我々の想像の上を行っていた。

後半1分・3分・4分・7分・8分と、染谷はいきなりジャッカルやタックルでボールを奪って見せた。8分間で5ターンオーバーである。なかなか見られるものではない。

染谷の度肝を抜くプレーにチームももちろん奮い立つ。

9分。合同Cのゲームキャプテンも務めるSH奈良がラックから空いているポイントサイドを突破。一気にゴールラインまで迫る。

11分。このチャンスを繋ぎ、FB宮川が右隅にトライ。15-17。俄然盛り上がる合同D。

13分。亀井が再びビッグゲインし、FL馬場へ華麗なバックフリップパス。さらには染谷が相手DFを引きずりながら突破。

14分。そしてそのチャンスに奈良がまたしてもラックのサイドを抜けインゴールに飛び込んだ。逆転トライ!22-17。

その後は合同Gも再び盛り返してくるが、合同Cは慌てず冷静に時間を使い切り、ノーサイドの笛を迎えた。

 

勝利した。

普段の勝利以上に、苦しい日々で満足に練習も出来ない中で勝利できたこと、全員が勝利に貢献したこと、最悪のスタートでも諦めず逆転して見せたこと、大変嬉しい勝利であった。シャイな選手が多くまだまだ馴染めていない部分もあったが、一つワンチームへと近づけたような気がする。次戦が楽しみだ。また良い試合をしよう。

 

1
加藤クリストファーエドワード(帝八)
2
2
橋本 侑(菅生)
2
3
鳥羽 裕行(帝八)
2
4
恒見 大晴(昭和)
3
5
亀井 優太朗(帝八)
3
6
山田 築(菅生)
2
7
馬場 達貴(帝八)
3
8
田邊 佑典(帝八)
3
H
9
奈良 遼也(法政)
3
10
小沢 秀太(昭和)
3
TB
11
石坂 瑠惟(法政)
2
12
髙田 太陽(昭和)
3
13
佐野 景將(帝八)
3
14
桑原 脩汰(昭和)
3
FB
15
渡邉 嵩太(帝八)
3
16
富永 有飛(昭和) 2
17
淋 遥翔(昭和) 3
18
笹原 世凪(昭和) 2
19
マチャスジョシュアアルベス(昭和) 3
20
染谷 優羽(法政) 3
21
宮川 篤(帝八) 3
22
23
24
25
合同C
合同G
1
3
1
PG
DG
5
前半
17
3
1
PG
DG
17
後半
0
22
合計
17
交代
入替 後半0分 1 → 16
入替 後半0分 2 → 17
入替 後半0分 3 → 18
入替 後半0分 4 → 19
入替 後半0分 6 → 20
入替 後半0分 15 → 21

全国大会都予選トーナメント2回戦 vs 明大中野

全国大会都予選トーナメント2回戦。

対戦相手は明大中野だ。言わずと知れた強豪校である。この日のために準備をしてきた合同Dであるが、アクシデントもいくつか発生した。エースであるSO細井が先週の練習で利手の右手を骨折し、満足にボールを投げられない。期待の1年生WTB牧野も脳震盪の疑いで出場できなくなった。元々厳しい戦いであったが、更に厳しい状況となった。しかし今回のテーマは勝つか負けるかだけではない。強大な相手に「立ち向かえるか」が試された。今後の人生でもチャレンジする人間であるために、最後の笛の瞬間まで立ち向かってくれることを祈っていた。

 

マイボールでキックオフ。

このボールはミスキックとなり明中ボールのセンタースクラムとなるが、明中もエイタンでノックオンをし再びマイボールへ。ここからのアタックを素晴らしいテンポで展開する合同D。明中陣へと攻め入るが、さすがはシード校。速いDFで簡単には抜かせてくれない。

4分。自陣でペナルティーを犯すと、ラインアウトからモールを組まれる。このモールが非常に強力で止めることが出来ない。一気にトライまで持って行かれてしまった。0-7。

その後も明中は力強いドライブでゲインを重ねてくるが、合同Dも必死のDFで食い止めターンオーバーを奪う。

8分。再びペナルティーを犯すとラインアウトへ。そこからのモールを止めることが出来ず再びトライを奪われる。0-12。国立戦の再現のようであった。

11分。キックオフからDFのギャップを突かれ、ノーホイッスルで自陣ゴール前まで。CTB古瀬がなんとか止めるもそこからFWの連続ピックでインゴールに飛び込まれる。0-19。

13分。しかし次のキックオフはチャンスを生み出す。相手がノックオンしたところから一気に攻め込み、明中陣22mまで初めて攻め込む。ここで明中はたまらず反則を犯す。ゲームプランではDFでしのいで少ないであろうATチャンスではペナルティーゴールを積極的に狙って得点を重ねようと話し合っていた。いくつかトライは奪われたがまだ追いつく可能性はある。ショットを選択した。託されたのは古瀬。高校1年生時から毎日のように練習前にキックの練習をしていた。全員で納得して彼に任せた。約30mのペナルティーゴール。距離は十分であったが、無情にもボールはわずかに左にそれてしまった。

しかし依然明中陣で試合を進める。DFはよく前へ出ており大きなゲインを切らせない。

18分。またしてもラインアウトから明中のモール攻撃。今度はなんとか食い止めた。しかしそこからFWが近場を攻め続けて泰を奪われた。0-26。

20分。細井が怪我を押してタックル。ファンブルを誘うとCTB小林(雅)がそのボールを持ちカウンター。相手が寄ってきたところでDFの裏へ大キック。バウンドも味方すると細井がキャッチし、そこから連続攻撃。しかしここも明中のDFを打ち破れずトライには至らない。

23分。DFギャップを突かれトライ。一瞬の隙を突かれた。0-33。

28分。疲労もあってかDFのギャップが目立つようになってきた。ここもギャップを巧みに突かれると一気にトライまで持って行かれた。0-40。

 

そしてハーフタイム。

 

40点を差つけられた。少し下を向いている選手もいる。しかし、リーダーたちは諦めていない。多くのリーダーや3年生たちが改善点や励ましの言葉をかけ、再び前を向いている合同D。まだ立ち向かっている目をしていた。

 

後半0分。まだまだ立ち向かっていることを証明するかのような出だしを見せた合同D。マイボールのセンタースクラムからNo.8中原がビッグゲイン。明中はたまらずペナルティーを犯し、このボールを更にアタックにつなげる。合同Dの大型FWによるピック攻撃。ゴールラインまであと1mまで攻め込む。しかしここもギリギリのところは割らせない。さすがはシード校。こういう場面ではスイッチが入りギアが上がる。

その後はWTB奈良のナイスタックル等もあり引き続き明中陣で試合を進める。

9分。スクラムから得たフリーキックを間髪入れずGO!ここもあと一歩まで攻め入るも食い止められ逆にターンオーバーされてしまう。

13分。FB小林(良)が2回連続で素晴らしいタックルで明中の突破を食い止めれば、LO小村もnice tackle。

試合が膠着しだしたところで、BKによるキック合戦へ。このキック合戦を制すると一気にゴール前5mまで攻め込む。

23分。そしてついに実った。FL三宮がブラインド側のギャップを見つけると、突破!一気に30mゲインする。明中FBがカバーに来るも、三宮の外には更にフォローに走る小村がいた。三宮から小村へと渡ると、小村はインゴールの左隅へと飛び込んだ。トライ!ここまで耐えに耐え、ついに明中のゴールをこじ開けた。後半23分にして両チームにとって後半初得点であった。それだけ走り続けた時間だった。5-40。

ここでLO野澤がin。法政は3年生全員で戦う。

しかしこれまで必死に走り続けてきた合同Dの足が止まり始める。疲労に加え、強大な相手に対するプレッシャーからいつも以上の消耗があった。タックルやオーバー1つとってもいつも以上の力を必要としていた。

25分、28分、29分と、一気に3つトライを奪われた。

そしてノーサイド。

 

 

5ー68。

数字だけ見れば惨敗である。

しかし、最後まで立ち向かう姿は間違いなくこのグランドにあった。誰がなんと言おうと君たちはかっこよかった。胸を張ってご両親に報告して欲しい。俺は私は最後まで高校ラグビーを全うしたと。

これで3年生は引退となる。本当にお疲れ様でした。法政の3年生は9名。選手7名マネージャー2名だった。彼らには男子の先輩部員がいたことがなく、入学したときから常に最高学年の男子部員だった。舞と典子が色々と教えてくれたが、チームのために身体を張る先輩、ラガーマンとしてラグビー憲章に書かれている5つの基本理念を、身をもって示してくれるプレーヤーとしての先輩に、飢えていた。道に迷ったとき、どちらを進むべきかを全て自分たちで決めなくてはならない3年間というのは、想像以上に難しいものだっただろう。

だが、今の君たちには後輩がいる。高校も中学も今年は新入部員が入ってきてくれた。彼らは君たちの背中をずっと見ていた。そして3年生として、リーダーとして、最高学年として、覚悟を持ってラグビーをするという姿を見てきた。その姿は、やがて彼らが最上級生となったときに必ずや指針となるものだっただろう。多くのものを残してくれた3年生、本当にお疲れ様でした。

 

ありがとう。

 

 

 

1
松崎 耕太郎(法政)
3
2
桜井 大輝(日二)
2
3
桑原 遥平(法政)
3
4
小村 和輝(日二)
3
5
宮尾 幹太(日二)
1
6
三宮 圭斗(日二)
3
7
立原 智彦(法政)
3
8
中原 陸(法政)
3
H
9
黒柳 輝真(日二)
3
10
細井 貫太(三鷹)
3
TB
11
奈良 遼也(法政)
2
12
小林 雅治(法政)
3
13
古瀬 裕貴(法政)
3
14
佐野 颯貴
1
FB
15
小林 良太郎(日二)
2
16
野澤 拓馬(法政) 3
17
岡田 怜 2
18
中澤 大洋 1
19
牧野 翼(日二) 1
20
21
22
23
24
25
合同D
明大中野
6
5
PG
DG
0
前半
40
1
4
4
PG
DG
5
後半
28
5
合計
68
交代
負傷 後半5分 8 → 17
入替 後半20分 5 → 16
入替 後半27分 14 → 18

全国大会都予選トーナメント1回戦 vs 都立国立

コロナウィルス感染拡大の影響で、新人戦の後グランドで顔を合わせることが約4ヶ月にわたって出来なかった。合同選抜が中止隣KOBELCOカップや東西対抗に出場するという目標がなくなった。春季大会やアシックスカップ予選も中止となり、これまで積み上げてきたことを披露する場すら失われてしまった。世の中を見渡しても、甲子園や国体・インターハイが中止となり、オリンピックまでも1年延期という異例の事態となった。練習だけではなく学校も長期の臨時休校期間に突入し、友達とも会えなくなった。毎日のようにオンラインミーティングで心をつなぎ止めてはいたけれど、正直もう一度ラグビーをすることに以前と同じような情熱を持てなくなっていた選手もいた。

しかし、選手・マネージャーだけでミーティングをして、今後どうしていくのかということを真剣に話し合った。そして3つの目標を決めた。

①このメンバーで全員揃って法政のファーストジャージを着て試合をする。

➁その試合に勝つ。

③新入生を迎え入れて自分たちが得てきたものを継承していきたい。

というものであった。それからは迷い無く日々ラグビーに打ち込めてきた。

 

全国大会都予選トーナメント1回戦。

ついにその集大成となる試合がやってきた。全員で法政のファーストジャージを着ることを目標の一つにしてきた我々であったが、この日は黒いジャージを着ることにした。三鷹高校のジャージだ。都立三鷹のSO細井はこの黒いジャージに憧れて入学したが、入学後に部員難に陥りこの6年間、一度もこのジャージの袖を通したことがなかった。何年も苦しい状況の中で辞めずにきたのは「三鷹のファーストジャージを着て試合がしたい」という想いからであった。中学から合同チームで苦楽をともにしてきた法政のメンバーは、細井の想いを知り彼のために全員で黒ジャージを着ることを決めた。法政だけではない。今回の合同Dにはもう1チーム、日大二高も加わっている。法政・三鷹・日大二と言えば、中学時代にも合同チームを組んでおり、合同チームながら関東大会出場という快挙を成し遂げたチームである。みんなで黒ジャージを着ることに賛成してくれた。

もちろん勝たないと法政のファーストジャージを着るチャンスはない。是が非でも勝ちたい一戦であった。

 

マイボールでキックオフ。

このキックオッフのボールを日大二キャプテンFL三宮が素晴らしいジャンプから競り勝ちキャッチ。No.8中原がハンマーで支え突破したところで国立はたまらずペナルティー。絶好の位置から先制のチャンスを迎えるが、ここはノックオンでチャンスを逃す。

7分。今度は合同Dがペナルティーを犯しラインアウトからモール攻撃を食らう。一度は止めるもまたもペルティーからラインアウトモールを作られ、今度はトライまで持って行かれてしまった。国立にモール攻撃は強力であり、1ヶ月前の練習試合でもモールでトライを何度も奪われた。自陣での反則を犯さないことをテーマとしていたが、ここは相手のペースにはまってしまった。0-7。

10分。それでもすぐに反撃に転じる合同D。下を向かないところに成長を感じる。キックオフからまたチャンスを迎えると相手のペナルティーからFWのゴリ攻撃。ピックゴーの連続からPR松崎が同点トライを奪う。松崎、公式戦初トライである。7-7。

14分。FWの奮闘にBKも奮い立つ。ラインアウトから今度はBKが素晴らしい連携アタックを見せる。CTB古瀬がスピードを活かし大きなゲインを見せると、CTB小林(雅)が相手ラインを切り裂くと、FB小林(良)へと綺麗につながり、小林(良)がインゴールまで走りきった。12-7。

20分。俄然勢いづく合同D。SH黒柳→細井→小林(雅)と繋がり、小林(雅)が突破したところで古瀬へバックフリップでオフロードパス。このボールを古瀬が大きくゲインする。敵陣ゴール前まで迫ると、ここからはFWのピックゴー。今度はPR桑原が飛び込みトライ。19-7。

このあとは三宮のビッグゲインなどで再び国立陣へ攻め込むが、得点は動かないままハーフタイムへ。

 

ハーフタイム中も勢いづいている合同D。しかし国立の表情を見ると、彼らはまだまだ折れていなかった。

 

3分。キックがダイレクト二なりピンチを迎える合同D。ラインアウトからまたしてもラインアウトモール。体重では勝っているものの、よく練習されたモールは隙がなかなか見当たらずジリジリと下げられてしまう。そしてトライ。19-12。

9分。ここも簡単にペナルティーからラインアウトを献上する。またしてもラインアウトモール。分かっていても止まらない。ここもトライ。19-19。ついに追いつかれてしまう。

試合はまだ振り出しに戻っただけだが、非常に苦しい合同D。

10分。しかしここで日大二高のリーダーたちがチームを救う。三宮に加え、LO小村の素晴らしいタックル等で流れを引き戻していく。

21分。ここから試合終了までの8分間、ずっと同じ状況で試合は進んでいく。国立陣ゴール前で合同Dボール。合同Dはここはもちろんこの試合で効果を発揮してきた重量FWによるピックゴー攻撃を繰り出すが、国立は素晴らしいDFで最後の1mを防ぎ続ける。幾度となく繰り出される合同Dのピックゴーを、国立DFは素晴らしいDFで食い止め続ける。一度でも国立がペナルティーを犯せば、ゴール正面からのペナルティーゴールで勝利できると思っていたが、国立DFは激しくかつ規律正しく、反則を一度も犯さない。時間は経過していき、ノータイムになってからもこの攻防は続いた。そしてノータイムになってから4分後、ゴール前での攻防が始まってから約8分後、ついに合同Dのピック攻撃が国立DFを下げさせ、一瞬空いたサイドにLO宮尾が飛び込んだ。トライ。26-19。

ゴールが決まった瞬間にノーサイドの笛が鳴った。

 

大変嬉しい勝利であった。時にメンタル的な弱さを見せてきた法政であったが、リードされながら逆転し、追いつかれながらも最後突き放して勝利した。彼らの成長を感じることの出来た、嬉しい勝利であった。同時に都立三鷹にとっても嬉しい勝利になっただろう。今日の戦いぶりを見れば、三鷹の先人たちも目を細めてくれるのではないだろうか。

次はシード校、強豪明大中野だ。もちろん強いだろう。でもここまで苦しい思いをしてきた我々だ。いや、世の中全ての人たちが苦しい思いをしてきたんだ。そんな中でこんな心が震えるような試合をさせてもらえる、これを感謝できなくて何に感謝できるだろうか。相手が強いとか弱いとかは関係ない。まずはこのチームでこのメンバーでファーストジャージを着て思い切りラグビーできる幸せを噛みしめよう。

 

1
松崎 耕太郎(法政)
3
2
桜井 大輝(日二)
2
3
桑原 遥平(法政)
3
4
小村 和輝(日二)
3
5
宮尾 幹太(日二)
1
6
三宮 圭斗(日二)
3
7
立原 智彦(法政)
3
8
中原 陸(法政)
3
H
9
黒柳 輝真(日二)
3
10
細井 貫太(三鷹)
3
TB
11
奈良 遼也(法政)
2
12
小林 雅治(法政)
3
13
古瀬 裕貴(法政)
3
14
牧野 翼(日二)
1
FB
15
小林 良太郎(日二)
2
16
野澤 拓馬(法政) 3
17
岡田 怜 2
18
19
中澤 大洋 1
20
佐野 颯貴 1
21
22
23
24
25
合同D
国立
3
1
2
1
PG
DG
19
前半
7
1
2
1
1
PG
DG
7
後半
12
26
合計
19
交代

練習試合 vs 東京学館浦安

昨日行われた東京学館浦安との練習試合の結果をお知らせいたします。

19-29 ●

※25分 × 2本

 

東京学館浦安の皆さん、応援に来てくださったOB・保護者の皆様、本当にありがとうございました。

練習試合 vs 都立国立

8/30に行われた練習試合の結果をお知らせいたします。

① 7-5 〇

➁ 5-5 △

③ 0-15 ●

※全て20分×1本

明治学院キャンプでの練習試合結果

1日目

vs 農大一

0-0 △

vs 明治学院東村山

19-7 〇

vs 東京朝鮮A ※明学・農一・日二・三鷹・法政の混合チーム

12-14 ●

 

2日目

vs 東京朝鮮B

5-0 〇

vs 目黒学院B

0-12 ●

 

3日目

vs 明治学院東村山

7-5 〇

vs 玉川学園

0-14 ●

 

※ 全て15分×1本

 

新人大会トーナメント2回戦

新人大会トーナメント2回戦。

新キャプテンとなった小林雅治率いる第72代。彼らにとって初の公式戦である新人大会が行われた。人数難から合同チームとしての活動を余儀なくされている我々だが、都立三鷹高校を初め多くの学校と一緒にやってきた中で、ようやくチームとしてのまとまりが出てきていた。しかし今回の新人戦に対しての合同編成で大きなシャッフルがあり、今までとは違うチームも入った合同を組むことになった。我々は合同Cの中では、初めて顔を合わせるメンバーも多い。どれだけチームとしてのケミストリーが築けるか、が大きなテーマである。

相手は、合同H。成城学園・日大二校・豊島学院・目黒日大と、いずれも強豪チームの集まりではあるが、合同チームという点では同じ条件である。いかにチームとして戦えるかが問われる試合となった。

 

ヤーボキックオフで試合開始。

いきなりピンチを迎える。

キックオフのボールに対しコミュニケーションミスから奪われてしまう。危惧されたことが最初にプレーで出た。

2分。奪われたボールをスクラムから繋がれ、左サイドを駆け上がられトライを奪われる。いきなりの先制トライ。0-7。そしてここから一気に失点を重ねていく。

6分、13分、17分、19分、24分、と前半だけで6つのトライを献上する。そのどれもが、DFラインにギャップが生まれ、そこをスピードを持ったランナーに突破されるというパターンであった。コミュニケーションが無く、チームとして戦えていない。

 

ハーフタイムでもう一度やるべきことを確認した合同C。

 

後半の立ち上がりはそれなりの修正を見せてはいたが、フィットネスが下がってくるにしたがってコミュニケーションも無くなった。コミュニケーションが無いから組織的にDFできず、その結果前に出ることもできない。

3分、5分、19分、と後半も3つのトライを奪われた。

ラスト5分、ようやく攻撃に転じることができ、多くのフェーズを重ねて合同H陣への攻め込む。5分以上にわたる攻撃でジリジリとゲインを重ね、ゴール前まで迫った。しかし取り切ることができず、ついにボールを奪われた。

そしてノーサイド。

 

 

良いところのほとんど無い試合となってしまった。ATもDFも課題が山積である。ここから巻き返すためには相当な努力が必要であろう。しかし下を向いている暇はない。選手の先輩が一人もおらず、常に自分たちを先導してくれる人たちに飢えてきた72代。しかしいよいよ彼らも最高学年となり、最後の一年が始まった。誰かに導いてもらうのではなく、自分たちの力でこの逆境を乗り越え、価値のある一年間としてもらいたい。

第72代の戦いはここからはじまるのだ。

 

 

メンバー
1
山本 渓資(武蔵)
1
2
桑原 遥平(法政)
2
3
松崎 耕太郎(法政)
2
4
土谷 英資(大泉)
2
5
野澤 拓馬(法政)
2
6
斉藤 雅文(武蔵)
2
7
荻原 麗生
1
8
ボンダレンコ イーゴリー(武蔵)
1
H
9
奈良 遼也(法政)
1
10
小林 雅治(法政)
2
TB
11
谷川 巧(武蔵)
2
12
田中 幸翼(武蔵)
2
13
熊丸 武真(武蔵)
1
14
野口 翔太郎(成城)
1
FB
15
古瀬 裕貴(法政)
2
16
齋藤 創大(大泉) 1
17
松永 健伸(武蔵) 1
18
篠木 智仁(大泉) 1
19
勝沼 豊文(大泉) 1
20
21
22
23
24
25
合同C
合同H
6
5
PG
DG
0
前半
40
3
3
PG
DG
0
後半
21
0
合計
61
交代
入替 後半13分 16 → 5
入替 後半13分 18 → 7
入替 後半13分 19 → 14

多摩地域交流大会①

遅くなりましたが、先日行われた多摩地域交流大会、第一節の結果をお知らせいたします。

 

vs 八王子 34-0 〇

vs 東海大高輪台 7-12 ●

vs 合同D 19-14 〇

※ すべて20分 × 1本

 

ご声援ありがとうございました。

全国大会都予選トーナメント2回戦

全国大会都予選トーナメント2回戦。

1回戦の東海大高輪台との試合を良い形で勝つことができた。合同チームではあるがプレーの呼吸も合うようになり、そして何よりも本当のチームメイトとして互いに力を合わせることができるようになってきた。もう少しこのチームでやれれば、さらに良いチームになれるだろう。そのためには勝たなくてはならない。相手は桐朋。春の大会で素晴らしい成績を収めたシード校である。例年だと春季大会をもって3年生が引退し、この全国大会予選は1・2年生中心で臨むことの多いチームだが、今年は核となった3年生が残った。もちろん油断できない相手である。

合同Dボールでキックオフ。

序盤から良い形で試合を進める合同D。FB古瀬の高さのあるハイパント攻撃や、CTB小林の素晴らしいタックルなどもあり、桐朋陣へと攻め込んでいく。しかし、ミスやペナルティーの多さも目立つ。

8分。SO細井のキックからCTB伊藤が相手選手を捕まえ、LOイーゴリーがボールにからんで奪いとる。

9分。そのチャンスから細井が空いている裏へキックパス。ここは惜しくもつながらないが、その後のスクラムもプッシュし、俄然合同Dのペース。

12分。依然合同Dの時間帯。モールからPR中原がゲイン。ゴール前まで迫るも惜しくもトライには至らず。

14分。No.8甲川がブラインド側にエイタン攻撃。ここも惜しくも決まらない。

その後は桐朋も盛り返してくるが、この攻撃を防ぎきった合同Dは再び敵陣へ。

24分。桐朋が反則を犯しペナルティーを得る。ここで中原がパワフルな突破を見せビッグゲイン。ゴール前での攻防となり、二度にわたってインゴールまで進入するも、いずれもノーグラウディングの判定。

27分。だが、ついにトライを奪った。桐朋ゴール前でのマイボールスクラム。エース甲川がエイタン攻撃で、今度こそ正真正銘のトライを奪った。7-0。

 

ハーフタイム。

前半終了間際にトライを奪ったことで、勢いに乗る合同D。ハーフタイム中にも大きな声を出す選手が多くいる。少し嬉しかったのは、法政の選手がたくさんしゃべっていること。3年生選手のいない我々は、いつも他チームの3年生に引っ張られてきた。でもその中から少しずつ成長し、自分が引っ張るという自覚を持つようになってきてくれた。

非常に良い雰囲気のハーフタイムだった。後半に向けて唯一の懸念は、ミスが多かった前半でスタミナを浪費してしまい、最後までこの勢いが持続できるかという点だった。

 

ヤーボキックオフをいきなりノックオンで後半をスタートさせた。

1分。このスクラムはFWが頑張りターンオーバー。その後再び桐朋陣へ。しかし敵陣でのヤーボスクラムから、相手の10番にSO・CTBのわずからギャップを突かれ突破される。人数的には勝っているものの、うまくコミュニケーションとったDFができず一気に抜かれてしまう。古瀬がなんとか止めるも、そのままつながれトライまでいかれてしまった。7-5。

9分。桐朋ボールラインアウトから、ドライビングモールでのアタックを受ける。なんとか止めるもシザースでインサイドDFを抜かれてしまいトライ。7-10。

点差的にはまだまだ下を向く状況ではないが、この頃から疲労の色が見え始め、タックルも甘く手でいくようになってきた。

15分。ミスからターンオーバーされ、キックカウンターを食らう。BKのDFが機能しなくなってきており、止められない。トライ。7-15。

24分。甲川がエイタン攻撃。ゲインするも味方が追いついてこない。ノットリリースザボールでチャンスを失う。そこからハリーで攻撃されると、誰も追いつけない。まさかの独走トライ。7-22。

28分。ポイントサイドが空いている。そこを次々と抜かれトライ。7-29。

 

ノーサイド。

大変悔しい負け方になってしまった。前半が良かっただけに、なおさら悔いが残る。敗因は明らかだった。後半最後まで走りきることができなかったことだ。その要因となったのは2つあるだろう。

①フィットネス不足な上に、前半からのミスが多くさらに消耗してしまったこと。

➁苦しい時間帯になったときに、ワンチームとして自分たちを信じることができなかったこと。

だと私は思う。①は練習するしかない。②は、合同チームとして常に課題となることだが、今後も合同チームとしての活動は避けられない我々としては、言い訳とせず乗り越えなくてはいけない課題だ。

 

これで3年生は引退し、2年生の代となる。部員の大半が2年生の法政としては、いよいよ最後の年となる。そしていよいよ最高学年としてのシーズンが始まる。正真正銘のリーダーとして自覚ある一年間を送ってもらいたい。

そして唯一の3年生、典子。三年間本当にお疲れ様でした。昨年卒業したマイと一緒に、よくこのチームを支えてくれた。男子部員が0人だった日々を諦めることなく繋いでくれたからこそ、今日という日がある。感謝の気持ちでいっぱいだ。典子自身の頑張りもあったが、同時にたくさんの人たちに支えてもらった三年間でもあったのではないか。合同チームやKOBELCOカップでの活動を通して、多くの仲間や友人と出会い、すごく可愛がってもらったな。その人たちにも感謝しよう。卒業しても、必ずラグビーに関わり続けて欲しいと思っています。本当にお疲れ様でした。

 

メンバー
1
松崎 耕太郎(法政)
2
2
桑原 遥平(法政)
2
3
中原 陸(法政)
2
4
井口 達暁(武蔵)
3
5
ボンダレンコ イーゴリー(武蔵)
1
6
斉藤 雅文(武蔵)
2
7
松永 健伸(武蔵)
1
8
甲川 敬浩(武蔵)
3
H
9
長谷川 陽生(武蔵)
3
10
細井 貫太(三鷹)
2
TB
11
谷川 巧(武蔵)
2
12
小林 雅治(法政)
2
13
田中 幸翼(武蔵)
2
14
伊藤 航平(武蔵)
3
FB
15
古瀬 裕貴(法政)
2
16
野澤 拓馬(法政) 2
17
野崎 海(三鷹) 2
18
山本 渓資(武蔵) 1
19
萩原 麗生(武蔵) 1
20
熊丸 武真(武蔵) 1
21
22
23
24
25
合同D
桐朋
1
1
PG
DG
7
前半
0
5
2
PG
DG
0
後半
29
7
合計
29
交代