新人大会リーグ戦初戦。
今年からこの新人大会のフォーマットが変更された。
4チームずつで総当たり戦を行うリーグ戦を年内に行い、それぞれの1位チームに加えて、先の全国大会都予選でベスト8以上まで勝ち進んだシード校が登場し、合計16チームで決勝トーナメントを戦う形となった。部員数の減少に加えて強豪校と一般チームのレベルの差も大きくなったことから、この形に変更となったそうだ。
今回も法政は合同チームでの参加となる。共に合同Dというチームとして一緒に戦うのは、小平西・昭和第一・東海大菅生・総合工科、である。できればリーグで1位となって1月から始まる決勝トーナメントに進みたいところだ。
桐朋ボールでキックオフ。
3分。いきなり先制パンチを食らう。合同Dの自陣でのミスを拾われトライを献上してしまう。0-5。
6分。DFのギャップが大きく、そこをつかれて突破されトライ。0-12。
12分。合同Dも反撃。桐朋陣ゴール前まで攻め込み大型FWでラッシュ。インゴールまで押し込むもグラウンディング出来ずノートライ。
15分。マイボールにはなるもミスが多く繋がらずヤーボになる場面が目立つ。ここのミスから右に展開されトライ。0-19。
22分。前半最後のビッグチャンス。敵陣ゴール前でのマイボールスクラム。しかしここもミスで繋がらず。
ハーフタイム。
1分。挽回を期した後半であったが、DFギャップが埋まらずビッグゲイン。右隅にトライ。0-26。
7分。後半早々にトライを奪われたことで明らかに気落ちする合同D。ラインアウトのミスを拾われトライを献上してしまう。0-33。
12分。しかしここでやっと反撃を開始。ペナルティーを得るとFWへ展開。キャプテンの関が大きな身体を活かしてインゴールまで持っていった。7-33。
16分。反撃の狼煙を上げた合同Dだが、DFのギャップを突かれタックルに刺されない状況は変わらない。手で行って倒せず繋がれトライ、が続く。7-40。
18分。同じ形で内側を抜かれトライ。7-47。
20分。左サイドを走りきられトライ。7-54。
24分。ラストプレーで意地を見せる。左サイドへ展開し、人数が余ったところを取り切った。14-54。
ノーサイド。
合同チームであることの弱さが如実に表われた試合だったと言える。献上したトライのほとんどがDFのギャップを突かれ抜かれたものだった。合同練習も数えるほどしか出来なかった中で、まだシステムとして浸透しておらず難しかったところは確かに大きいだろう。
しかしラグビーというスポーツの中で、システム以上に大切なのは個々のDFである。いかにチームとして成熟していなかろうと、タックルには入れなかった言い訳にはならない。ここを改善しないと先は見えてこないだあろう。
タックルは怖い。それは誰でも同じだ。プロ選手だって恐怖を感じることはある。でもそれでもタックルに入るのは、チームのためだ。仲間のためだ。自分が怖くてタックルから逃げたら、仲間が痛い思いをしなくてはならない。それは自分の身体が痛い以上に心が痛いことだ。だからみんな懸命にタックルに入るのだ。それがラガーマンのスピリットなのである。
それをもう一度思い出してほしい。次週に期待しよう。
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|