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新人大会トーナメント2回戦。
相手は都立小平西。
前回の試合で涙を飲んだFL岡本の傷が癒え、やっと15人で戦える。そう思ったのもつかの間、FB出野が骨折し再び14人で戦うことを余儀なくされてしまった。またしても苦しい状況に追い込まれた法政。しかし前回の試合でも14人で勝利することができた。言い訳にはならない。
年内最後の公式戦だ。勝って年を越そう。そう言ってグランドへ送り出した。

法政ボールでキックオフ。

1分。LO小津がアウト。前回の岡本同様、鼻骨骨折の手術を受けたばかりの小津が、試合を成立させるために1プレー入ってくれた。

法政は立ち上がりから攻めていくが、緊張からかミスが多くなかなかゲインできない。

7分。小平西ゴール前でラインアウトを得る。ここで法政FWはモールを選択する。前回の試合ではこのモール攻撃が効果を発揮したが、小平西はモールのディフェンスが上手く、モールを作らせてもらえない。しかしここでFWはピック攻撃に切り替えてジリジリとゲイン。DFラインが薄くなったところをSO杉山がパスダミーから抜いてトライ。5−0。

22分。最初のトライ以降も法政は敵陣で試合を進めるが、小平西のDFは粘り強く最後の5mが切れない。しかし法政も集中力を切らさず攻め続ける。そしてついにゴールをこじ開けた。10−0。


そして前半終了。
試合は支配していたが、法政はあまり走れていない。もう一度気合を入れなおし、再びグランドへ飛び出していく法政フィフティーン。


後半開始。

3分。小平西は立ち上がりからミスが続き波に乗れない。法政はこれに助けられ、奪ったボールをFWで前に持っていく。ゴリゴリ攻撃でインゴールまで持っていった。17−0。

6分。小平陣22mからモール。今度はモールを止められても再びモールを形成し、ジワジワと前進する。そしてトライ。24−0。

18分。法政のゴリゴリ攻撃は小平西のDFを打ち破り始める。ブレイクダウンも制圧し、前へ前へとボールを進めることができた。そのままFWが前に出続け、トライ。
29−0。


そして試合終了。



まずは2回戦突破おめでとう。そして今回も14人で戦い見事勝利を収めたことは、素直に誉めたいと思う。しかし厳しいことを言えば、まだまだ物足りない。技術的にもメンタル的にも、もっともっとレベルアップしないとシード校に勝つことはできないだろう。

個人的に最も反省すべきは、後半6分のトライを奪った後の時間帯にあると思っている。小平西は前半はよく攻撃を凌ぎタックルも下に入ってきていた。後半こそは、と思ったであろう矢先にトライを2つ続けて奪われた。しかも後半6分のトライは、前半我々が苦しんだモールDFを破られてのものだった。あのトライの後、小平西の選手たちは下を向いていた。ここでたたみかければ試合が決定する、相手の心を折ることができる、そういう時間帯だったと思う。しかし法政はここでも勢いづくことなく淡々と試合を進め、自らのミスからピンチを迎え、そして小平西を再び勢いづかせてしまい、あわやというシーンも少なからずあった。
ここが法政と強豪校の差なのではないかと思う。久我山・東京・本郷などと対戦した時、彼らは本気で心を折りに来ていた。そして多くの場合、折られた。「これは勝てない」と思わされたからだ。しかし今日の法政は「まだ逆転できるかも」と思わせるラグビーしかできなかった。私はそこが一番の反省点だと思う。


次は正月明けに3回戦だ。相手は農大一高だ。気持ちを切らさず、もっともっといい試合ができるように、毎日の努力を大切にしてほしい。


勝ちあがれ法政!!


法政

1
松井 貴大
2
2
宮本 廣樹
2
3
井上 真一
2
4
小野 大介
1
5
小津 久典
2
6
平野 睦
2
7
岡本 康太郎
2
8
高柳 勇斗
2
H
9
青木 智史
2
10
杉山 了伍
2
T
B
11
末吉 恵大
1
12
星谷 孝太朗
2
13
高野 祐一
2
14
木山 拓則
1
FB
15
清水 虹輝
1



16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
法政
小平西
2
PG
DG
10
前半
0
3
2
PG
DG
19
後半
0
29
合計
0

交代
入替
前半1分
5 ⇒ なし