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全国大会東京都予選。花園に繋がる最大の大会であり、3年生にとっては最後の戦いである。新人戦でBEST8に入ったこのチームも、怪我人に泣かされ続けここまで満足な結果が残せなかった。しかしここに来て怪我人も多くが復帰しチーム状況も上向きになり始めた。
負ければ第62代の活動は終わってしまうという、サドンデスマッチ。世古にもう一度ファーストジャージを着せてやりたい、その気持ちを持ってグランドへ出て行った。

紺碧の青空の下、最後の大会の火蓋を切るホイッスルの音が鳴り響いた!

法政ボールのキックオフ。

1分。法政は早くもブレイクダウンに勝ちボールを支配する。武蔵DFが内に寄ったところでSO中田から大きく左へ展開。早くも先制か!?と思われた次の瞬間、悪夢のような出来事が待っていた。この中田のパスを読んでいた武蔵DFがこのパスをインターセプト。そのまま独走し法政インゴールまで走りきられてしまう。0−7。

最悪のスタートを切った法政だったが、その後は落ち着きを取り戻し、再び武蔵陣へと攻め入っていく。

9分。法政はFW合戦を圧倒し、ゴリゴリ前に出て行く。武蔵DFもよく食い止めるも、法政FWは止まらずにゲインを重ね、トライまで持っていった。5−7。

18分。その後も法政はプレッシャーをかけ続け、敵陣で試合を運んでいく。武蔵DFも反則を犯すようになり、このペナルティーから左へ展開する。CTB高野からWTB倉本へとパスが繋がり、倉本がインゴールまで走りきった。10−7。

20分。今度は武蔵の反撃。法政陣まで攻め入り、押し込み続ける。法政が繰り返し見せているようなFWでのゴリ攻撃を見せ、ジワジワとゲインしてくる。最後は法政DFが根負けしトライを奪われてしまった。10−14。

24分。中田がDFの隙を付きビッグゲイン。武蔵DFも必死の守りでこれを食い止め、そこからボールの奪い合いになる。両チームはミスが目立ち始め、法政はハンドリングエラーから決定的な場面を作られるが、武蔵もここで痛恨のミス。このボールを倉本が拾い、FWがフォローし最後はPR佐藤がトライを奪った。15−14。


ここで前半終了。
シーソーゲームの行方は誰にも予想できない。
法政が逃げ切るのか、武蔵が逆転するのか。
お互いが気合を入れ直し、後半へ臨んだ。


後半も一進一退の攻防が続く。

9分。先に主導権を握ったのは武蔵であった。法政は立ち上がりからミスが多く、陣地を下げられ続ける。今度は法政FWががんばって相手のゴリをしのぎきるも、武蔵のSOが一瞬開いた法政DFの穴を見逃さず走りこんだ。15−19。

今まではこれで気持ちが切れていた法政。しかし彼らは成長していた。
気持ちを切らすことなく前へ出続け、逆転トライをとりに行く。

14分。先ほどのお返しとばかりに法政FWがゴリゴリ前に出て行く。何度止められても諦めることなく足をかき続け、全員でドロまみれになりながらインゴールへ飛び込んだ。22−19。

その後も一進一退の攻防は続き、高野の素晴らしいチェイス&タックルなどでピンチをしのいでいった法政。時間はノータイムになっていく。

24分。ロスタイムに入っても法政は逃げなかった。FWのゴリ攻撃は最後まで止まず、武蔵DFを苦しめ続けた。DFが手薄になったところで、中田が左へ持ち出し武蔵DFを抜き去りトライ。勝利を決定付けるトライを奪った。27−19。


そしてここでノーサイドの笛。



ますは3回戦進出おめでとう。トーナメントであるため、勝つことが次に繋がる唯一の手段である。負けてしまったチームは、反省をしてもそれを次の試合につなげることはできないのだ。今回出た色々な反省点を、この1ヶ月で修正し10月24日に最高のプレーを見せられるようにしてもらいたい。

次はいよいよ本郷高校である。言わずとも知れた強豪校であり、今年は新人戦・春季大会ともに東京都で優勝している。文字通りのチャンピオンチームだ。この強敵を相手にいかにして戦うのか、いかにして勝利するのか、全力で準備してほしい。

負けるつもりはさらさらない。
本郷に勝てるかどうかは、この1ヶ月間本気で勝とうと思い続けるヤツがどれだけいるかにかかっている。

勝って泣こうぜ。


がんばれ法政!!



法政

1
藤代 達也
3
2
宮本 廣樹
2
3
佐藤 匠
3
4
松井 貴大
2
5
岡本 康太郎
2
6
平野 睦
2
7
高柳 勇斗
2
8
高橋 湧
3
H
9
北 智典
3
10
中田 拓夢
3
T
B
11
倉本 拓周
2
12
星谷 孝太朗
2
13
高野 祐一
2
14
出野 拓
1
FB
15
吉野 裕貴
3



16
小野 大介
1
17
太田 啓翔
3
18
青木 智史
2
19
清水 虹輝
1
20
木山 拓則
1
21
秋谷 悠太
3
22
杉山 了伍
2
23
24
25
法政
武蔵
3
2
2
PG
DG
15
前半
14
2
1
1
PG
DG
12
後半
5
27
合計
19

交代