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春季大会2回戦。ついにこの日がやってきた。昨年は人数難で新人戦にも出場できなかった。新入生が入ってきてやっと試合ができるようになった。このチーム初めての公式戦である。緊張はしていたが、何よりも大舞台に立てるようになった喜びを、全員がかみしめていた。相手は強豪・明大中野八王子。1年前にやった練習試合では10トライ以上奪われて完敗している相手である。だが、関東大会を目指すうえでも、絶対に勝ちたい試合であった。

法政ボールでキックオフ。

立ち上がりは均衡が続く。法政がいい形で展開をするもミスでボールが繋がらない。明八もなかなかペースがつかめない。そんな中で次第に陣地を奪っていったのは明八であった。
4分。法政陣深くに攻め入った明八は、重量級のFWでゴリゴリ攻めてくる。トライは免れないと思われた。しかしここでの法政のDFは素晴らしかった。この後数分間に渡って明八のピックゴー攻撃が続くが、法政のFWは膝下にタックルを入り続け、ついにはボールを取り戻した。
11分。しかしピンチを脱した後に、またも同じサイドで明八のFWが攻撃を展開した。そして今度は法政のDFが間に合わなかった。左隅にトライ。ついに先制点を許してしまった。0−5。
18分。またしても明八のFWにゴリゴリで押し込まれる。パント⇒モール⇒ゴリゴリというオーソドックスなスタイルで攻めてきたが、そのパワーの前にまたもやトライを奪われてしまった。0−12。
21分。今までの20分間、ずっと自陣で耐えていた法政であったが、この試合初めて敵陣深くまで攻め入る。密集の中からモールを形成し押していくが、崩れてしまいまたしても密集となる。しかしここでボールを奪い取ったのはLO村山であった。そして開いたポイントサイドを突破しそのままインゴールへ。トライ。反撃の狼煙を上げた。5−12。
ここで前半終了。

前半最後のトライで勢いづいた法政は、前半とうって変わって敵陣でゲームを進めていく。
10分。後半開始直後から敵陣でFWがゴリゴリ前に出続ける。明八のDFもよくしのいでいたが、次第にDFラインを下げ、ついには明八DFを打ち破りトライ。ついに同点追いついた。12−12。
しかしその後は再び明八が法政陣に攻め込んでくる。
20分。攻められっぱなしの10分間で法政の足が止まり始める。そこを相手No.8に突破されてしまった。12−17。
24分。法政は最後の攻撃を仕掛けるものの、ここで痛恨のターンオーバー。明八はそのボールを外には出さず、左サイドにカウンターアタック。前がかりになっていた法政は戻ることができなかった。12−22。

そしてここで無情にもノーサイドの笛。


よく戦ったと思う。勝ちたい気持ちは痛いほど伝わってきた。それだけに本当に勝たせてやりたかった。しかしこれが今のチームの現実である。勝ったほうが強いチームなのだ。
関東大会への道が絶たれた今、後は秋の全国大会予選だけしか残っていない。これからの5ヶ月を長いと見るか短いと見るかは人それぞれだろうが、我々には越えなくてはならない壁がたくさんある。そこから逃げるのも一つの選択。だが、一度逃げたヤツは一生逃げ続ける。選手たちにはこの悔しさを忘れずに、更なる努力をして、秋には笑ってもらいたい。

がんばれ。



法政

1
石井 伸明
2
2
佐藤 匠
1
3
満尾 怜右
3
4
村山 航太
3
5
前原 宗明
2
6
鈴木 勇太朗
2
7
高野 誠也
2
8
渡辺 祐志
3
H
9
伊藤 了亮
2
10
今井 涼
3
T
B
11
本橋 勇
2
12
鶴田 泰祐
2
13
神村 賢
2
14
吉野 裕貴
1
FB
15
深谷 恭平
2



16
野越 雅史
2
17
高橋 湧
1
18
世古 陽泉
1
19
中田 拓夢
1
20
森田 高州
2
21
太田 啓翔
1
22
北 知典
1
23
藤代 達也
1
24
25
法政
明八
1
2
1
PG
DG
5
前半
12
1
2
1
PG
DG
7
後半
10
12
合計
22

交代
入替
前半22分
9 ⇒ 19
入替
後半0分
5 ⇒ 17