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春季大会2回戦。相手は大東大一高。過去には全国制覇も成し遂げている強豪である。ここに勝たないことには関東大会への扉は見えてこない。選手たちは気合い十分でこの戦いに臨んだ。
大東とはここ数年何度も対戦している。その度に大学譲りの大型FWに圧倒されて負けてきた。法政のFWがどれだけ耐えることができるかがポイントになるであろう戦いであった。
法政ボールでキックオフ。

立ち上がりに難点の多かった法政であるが、この日は違った。開始直後から怒濤のラッシュを見せる。
2分。マイボールキックオフをゲットし、その後敵陣でスクラムを獲得する。ここでSH井元が絶妙のゴロパン。相手WTBが確保するも法政FWがこれに対しラッシュ。一気に外に押し出す。敵陣5mからの絶好の位置でマイボールラインアウト。ここからFWがゴリゴリ前に出て、最後はキャプテンHO玉川が飛び込みトライ。川村も難しい角度からのコンバージョンをよく決めた。7−0。
絶好の立ち上がりを見せた法政であったが、大東も徐々にその力を発揮していく。
7分。自陣ゴール前で法政がペナルティーを犯す。これを大東の大型FWにパワーで押し込まれトライを返される。7−7。
9分。相手ハイパント攻撃を法政BKがキャッチできず拾ってそのまま前方へキック。これが相手BKの正面に飛んでしまい、一気にカウンターでトライを奪われてしまう。7−12。
16分。大東の大型FWがゴリゴリとパワープレーで前に出てこようとするが、法政も素晴らしいタックルでこれを食い止める。だが、ついに突破されトライされてしまう。7−19。
前半さらに19分23分と2本のトライを追加されハーフタイムを迎える。

後半になっても大東の勢いは止まらない。
開始1分にモールでトライを奪われると、6分12分15分18分23分と後半も合計6つのトライを奪われる。その全てが完全に崩された形ではなく、一人一人のタックルが甘く、カウンターはおろか普通のライン展開なども満足に止められず内側を抜かれてしまう光景が目に付いた。

結局71点という大量得点を奪われノーサイド。


負けてしまった。これで関東への夢もついえてしまった。残るは花園出場という目標だけである。関東大会よりも数段高い目標である。
しかし試合後のミーティングでも生徒はあきらめていなかった。毎回やられるスクラムではあの大型の大東の一列目を全て押し、めくり上げることができた。モールでも押せることが分かった。東京の強豪といわれるチーム相手に全く手も足も出なかったわけではなかったのだ。60点以上の大差で負けたチームがこんなことを言うのは、身の程知らずで生意気かもしれない。しかし通用する武器がある以上、勝てる確率はあるのである。
秋までの残り数ヶ月、武器は磨き弱点は克服し、花園という夢を現実的な目標へと変えることが出来れば、それは不可能ではなくなるだろう。そのためには多大なる努力が必要となる。辛く苦しい夏を迎えることになるだろうが、それを乗り越えた後に見えるものはきっと素晴らしいものであるだろう。

がんばれ法政!



法政

1
小林 修平
3
2
玉川 嘉文
3
3
小池 悠介
3
4
渡辺 裕志
2
5
満尾 怜右
2
6
河辺 賢人 
2
7
鈴木 遼平
3
8
西勝 重明 
3
H
9
井元 翔太
3
10
今井 涼
2
T
B
11
川村 健人
2
12
谷口 智規
3
13
吉澤 翼
2
14
小池 宏明
3
FB
15
三上 康平
2



16
村山 航太
2
17
中川 峻輔
2
18
鈴木 勇太朗
1
19
20
21
22
23
24
25
法政
大東一
1
5
1
4
PG
DG
7
前半
33
6
4
PG
DG
0
後半
38
7
合計
71

交代