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年に一度の法政二高との定期戦。昨年6年ぶりに勝利し、今年もと意気込んでいたが、二高は先日亡くなられた宇田川先生への思いを胸に試合に臨んでいた。しかしウチのチームにも負けられない事情があった。WTB河内が家庭の事情で転校することになり、この日をもって引退することになっていた。双方共に強い思いを持って臨んだ試合であった。
だが、試合は一方的な展開となった。
試合開始直後から二高の怒濤の攻撃を受ける。
3分。自陣10m付近からの敵ボールスクラムを左に展開される。ここに待ちかまえていたのは強力な深いBKライン。一高ディフェンスはこれに対応できず突破されトライまで持って行かれる。0−7。
5分。だが一高も反撃を見せる。いつもFW頼りだったBKが奮闘を見せ、敵陣へと攻め入る。CTB谷口の突破やWTB河内のキックなどで攻め込む。10分以上も敵陣で攻撃を続ける。だが二高のディフェンスもよくこらえ、22mより内側にはなかなか入れてくれない。そうしているうちにまたもや二高の流れになってくる。
16分。一高はミスやペナルティーを繰り返しどんどん地域を下げられる。そしてついにはウチの得意技であるモールで押し込まれトライをとられてしまう。0−14。
これで流れが変わった。
その後、19分23分29分と立て続けにトライを奪われ点数は33点に。
ここで前半終了。

後半も前半と同じような展開になる。
ハーフタイムで気持ちを切り替えた一高は、最初の攻撃権を生かし二高陣地へ攻め入る。中央スクラムからSH井元の絶妙のゴロパンで大チャンスを生み出す。
6分。しかしあろうことかこのボールを相手のFBにうまく拾われ、なんとライン際から独走を許す。そしてそのままインゴールまで走りきられる。0−40。
12分。今日が最後の試合である河内が意地を見せ、ライン際を突破。しかしここからFWのピックゴー攻撃を封じられ逆にターンオーバー。大きく蹴り返されたボールを一高ディフェンスは処理しきれない。二高に拾われ展開されトライ。0−47。
16分。精神的支柱であるPR小林が怪我で退場。このころから一高の集中も切れ出す。そして二高のトライが繰り返された。
20分21分23分27分と立て続けにトライ。攻めながらボールをとられカウンターをことごとく止められない。全て同じ形の失点であった。ついにスコアボードには80という数字が入った。


屈辱的な大敗であった。負けたことよりも、80点とられたことよりも、途中でボールを追わなくなってしまったことが何よりも悲しかった。相手のモチベーションはもちろん高かった。しかし敵に対して失礼なラグビーはしたくなかった。選手にはよく今回の敗戦について考えてもらいたい。そして来年は今度はウチがリベンジを果たすことができるように努力してもらいたい。追いつ追われつお互いがお互いを高めあえるような存在、これこそが兄弟校であると思う。
来年こそは。


それから最後に。河内君、お疲れ様でした。君は1年前に入部して毎日部員の勧誘を続けてくれた。結果としてたくさんの1年生が入ってきた。たくさんの人間がラグビーに出会えた。これからは違う学校に通うことになるが、ウチで過ごした時間が消えるわけではない。法政一高ラグビー部のOBとして誇りを持って生きていって下さい。
ありがとう。



法政一

1
小林 修平
3
2
玉川 嘉文
3
3
小池 悠介
3
4
植松 聡宏
2
5
満尾 怜右
2
6
河辺 賢人 
2
7
鈴木 遼平
3
8
西勝 重明 
3
H
9
井元 翔太
3
10
小池 宏明
3
T
B
11
川村 健人
2
12
谷口 智規
3
13
吉澤 翼
2
14
河内 孝裕
2
FB
15
三上 康平
2



16
中川 峻輔
2
17
村山 航太
2
18
今井 涼
2
19
20
21
22
23
24
25
法政一
法政二
5
4
PG
DG
0
前半
33
7
6
PG
DG
0
後半
47
0
合計
80

交代
入替
後半16分
1 → 16