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新人大会2部リーグ2戦目。農大一高との一戦を迎えた。チャレンジマッチでは1トライ差で負け、先週の早稲田実業との試合ではロスタイムに逆転され敗れた。悔しい思いはもう十分だと、選手全員が思っていた。とにかく最後まで集中を切らさず、残り1秒でも全力で走ろう。これがこの日選手たちが掲げたテーマだった。
新チームになってから公式戦はおろか練習試合でも勝利していない。初勝利へ向かって、キックオフの音が鳴り響いた。

農大ボールで試合開始。そしていきなり試合は動いた。
2分。自陣深くでボールを確保していた法政は、スクラムミスからまさかのターンオーバーを喫する。なんとかラインアウトに逃げるもそこからモールを作られ押し込まれる。そしてそのままトライ。0−5。最悪の出だしである。
しかし法政もすぐに反撃に移る。
4分。CTB三上のキックオフが相手のミスを誘い敵陣深くまで転がる。そして相手がこれをノックオン。残り10mでのマイボールスクラムという絶好のチャンスに、No.8西勝が得意のエイタン攻撃。見事ゴール右隅に飛び込んだ。5−5。
10分。またも法政のチャンス。FL河辺の巧みなターンオーバーからナイスキックで敵陣へ攻め入る。相手ゴール前でチャンスを迎えるも痛恨のノックオン。勝ち越しならず。
19分。SH井元の連続ハイパントに相手が対応しきれず、次々とチャンスを演出していく。徐々に相手ゴールに迫ると、ここからは自慢の重量FWによるサイド攻撃。農大もよく守るも、しつこくサイドをつく。ついに耐え切れなくなったディフェンスラインをFWがこじ開けトライ。10−5。勝ち越しに成功する。
そして前半終了。

後半も法政ペース。
3分。井元のキックが再び絶妙なところに飛び、チャンス。相手ゴール前でマイボールスクラムを得る。ここはトライにつながらなかったものの法政は勢いづく。
7分。後半開始からずっと農大陣で攻撃を展開していた法政は、ついにトライを奪う。ペナルティーからモールを形成し、押す。押し込み続けてついにトライ。15−5。
10分。農大も反撃を見せる。このころから法政のタックルが甘くなってきたのを見ると、どんどん縦にボールをつなぎ攻めてくる。最後はFBが法政ディフェンスを抜き去りトライ。15−12。
追い詰められた法政はミスを連発するが、農大もミスを連発する。試合は一進一退となっていく。
20分。混戦を抜け出したのはキャプテンであった。HO玉川が密集から抜け出し相手ゴールまで突進。後数メートルのところで止められるも、後からしっかりフォローに来ていた河辺へパス。河辺が飛び込みトライ。22−12。
25分。しかしまたもや終了間際に失点する。法政のタックルがどんどん甘くなり、あさっリ抜かれる。その繰り返し。いつの間にか敵は法政陣深くまで攻め入り、BKが右展開しトライする。22−17。またもや5点差に。
が、しかし、この日は時間がここでおわる。ノーサイド。


とりあえず新チーム初勝利おめでとう。形はどうあれ、勝ったことは選手たちの自信になるだろう。しかしながら過去2試合に見られた、終盤で相手に点を献上する傾向はこの試合でも変わらなかった。後半の突っ立ったままの高く情けないタックルもふがいなかった。勝つには勝ったがまだまだ改善すべきところが多々あるだろうと感じた。
この試合の勝利が、玉川主将率いる59代の大躍進の序章であると願ってやまない。



法政一

1
鈴木 拓馬
1
2
玉川 嘉文
2
3
小林 修平
2
4
植松 聡宏
1
5
満尾 怜右
1
6
河辺 賢人 
1
7
鈴木 遼平
2
8
西勝 重明 
2
H
9
井元 翔太
2
10
小池 宏明
2
T
B
11
小池 幸宏
1
12
三上 康平
1
13
吉澤 翼
1
14
河内 孝裕
1
FB
15
谷口 智規
2



16
田中 智之
1
17
齋藤 駿
1
18
村山 航太
1
19
20
21
22
23
24
25
法政一
農大一
2
1
PG
DG
10
前半
5
2
2
1
1
PG
DG
12
後半
12
22
合計
17

交代