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新人大会チャレンジマッチ。玉川主将率いる59代になって初の公式戦である。相手は大泉。数ヶ月前に花園予選で対戦し、なんとか僅差で勝利した相手である。苦戦は必至と思われた。
やはり初の公式戦ということで全員が緊張していた。それだけ大事な試合であるということを認識している証拠ではあるが、プレッシャーという名の敵に悩まされていた。それでも選手たちはこれまでやってきた練習を信じ、グランドへと散っていった。

晴天の空の下、大泉ボールでキックオフ。

最初の10分間は大泉ペース。法政陣でプレーを展開し、なかなか陣地を回復させてくれない。しかし法政もよく守り、決定的な場面は作らせない。特にディフェンスがよく前へ出ていて、相手の思うようにボールをまわさせなかった。こぼれ玉には反応よく素晴らしいセーブをする選手が何人もいて、いずれ法政ペースになるであろうと予想された。
15分。しかしここで予想外のアクシデントが発生する。FL小林がタックルに行った際に頭を強打し脳震盪になってしまった。ここで主将HO玉川の『小林の分も絶対勝つぞ!』という声が味方を勇気付け、防戦一方だった法政はようやく敵陣に入り大泉ゴールに詰め寄る。だが、攻守の要を失った法政はペースをつかみきれない。結局両チーム無得点のまま前半終了の笛を聞いた。

ハーフタイムに監督からのゲキを受けた選手たちは、前半終了前に見せた攻撃を後半も展開する。特にスクラム・モールは完全に相手を圧倒し前へ前へ出る。だが、先に得点を挙げたのは法政ではなかった。
14分。法政陣22m付近から相手BKがディフェンスラインの裏にチョン蹴り。これがFB小池の前でバウンドが変わり相手選手の手の中へ。そしてそのままインゴールに飛び込まれてしまった。0−7。
ついに均衡を破られた法政はここから猛然とラッシュ。FWのモール攻撃を中心に再三大泉ゴールへ迫る。しかし決め手を欠き、トライまでには結びつかない。
終盤には法政の攻撃をペナルティーでしか止められなくなった大泉がシンビンで1人少なくなり、さらに法政は攻撃をしかけるも、最後までトライは奪えなかった。
そしてノーサイドの笛。


残念であった。悔いの残る試合であった。しかし選手はよく前へ出た。今年の課題であり目標である、前に出るディフェンスを、新チームになって数週間の練習の中で確実に上達させていた。次につながる試合でもあったと思う。

この日最も心に残ったのは、相手チームである大泉の選手たちの表情である。彼らは数ヶ月前に僅差で我が校に負け、3年生は引退した。そのリベンジをしてやるんだという気迫が試合前から感じられ、試合後も『どうだ、見たか!』という彼らの表情が印象的であった。もちろん法政はこの試合に勝ちたかった。しかしこの日に関してだけは大泉のリベンジの気持ちの方が強かったのかもしれない。私自身、勉強になった試合であった。
法政も今度はチャレンジャーとして大泉に負けた悔しさを忘れずに、次に対戦する時にはこの日以上の勝利の執念を持って、ぜひともリベンジをしてもらいたい。君たちが負けたままでいられる負け犬ではないことは私が一番良く知っている。今後の更なる努力と、これからの活躍を願っている。

がんばれ法政!!!



法政一

1
鈴木 拓馬
1
2
玉川 嘉文
2
3
満尾 怜右
1
4
渡辺 祐志
1
5
田中 智之
1
6
小林 修平
2
7
鈴木 遼平
2
8
西勝 重明 
2
H
9
井元 翔太
2
10
今井 涼
1
T
B
11
小池 幸宏
1
12
河辺 賢人 
1
13
谷口 智規
2
14
三上 康平
1
FB
15
小池 宏明
2



16
植松 聡宏
1
17
村山 航太
1
18
多田 健人
1
19
河内 孝裕
1
20
吉澤 翼
1
21
22
23
24
25
法政一
都大泉
PG
DG
0
前半
0
1
1
PG
DG
0
後半
7
0
合計
7

交代
入替
前半15分
6 → 18