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新人大会1部トーナメント1回戦。相手は強豪・早稲田高等学院。くしくも先日兄貴分同士が大学選手権で戦い法政は大差で負けていた。兄貴分の敵を討つために何としても負けられない。そしてまた、エースCTB丸田が怪我のため出場できない。選手たちは丸田に必勝を誓い、まだあいつに新人戦を戦わせてあげようという言葉を胸に試合に臨んだ。負ければ春のシード権は得られない。色々なものを抱きながら、試合開始のホイッスルが鳴り響いた。

青山学院との試合のようにガチガチに緊張することのなかった選手たちは、なかなかの立ち上がりを見せる。早稲田特有の早いテンポに乱されるもディフェンスが何とか踏ん張りトライを許さない。特に期待の1年生WTB谷口のディフェンスは目を見張るものがあった。彼はこの試合中、俊足の相手WTBを対面に置きながら、必死のタックルでゲインを許さなかった。
しかしやはり早稲田のBKは大学ゆずりで速かった。
9分。法政ゴール前でのスクラムを早稲田が大きく展開。ディフェンスが間に合わずトライを奪われる。0−5。
その後、再びゴール前まで詰め寄られるが、谷口・そして1年生で圧倒的なリーダーシップを発揮しているPR玉川らの決死のタックルでトライを許さない。
16分。しかし再び攻め込まれ今度は大外へ展開されトライを奪われる。0−10。
その後は法政もチャンスをつかむも、早稲田の速いテンポに苦しみどうしてもトライまでいたらない。10点差のまま前半終了の色が濃くなっていた。
24分。しかし法政は終了直前にペナルティーを得る。LO関谷のPGに賭けたかったが距離は約40m。残念ながら左にそれた。しかしそれをキャッチした早稲田のキックはタッチに出ない。再び法政ボールになると早稲田はたまらずオフサイド。再び関谷が狙う。だが距離は先ほどと同じ40m・・・。今度は成功!関谷の意地を見たキックであった。3−10。
前半終了。

前半いい形で終わった法政は後半に怒涛の反撃に出る。前半はほとんど押されていて法政陣内で試合が展開されていたが、後半は完全に早稲田陣で試合が展開された。
4分。前に出る法政に対し早稲田がたまらず反則。今度は45mのPGを関谷が狙うが惜しくも外れる。が、がぜん法政ペース。
10分。ついに法政に待望のトライが生まれた!早稲田のように華麗にはいかないが、ジリジリ少しずつ前に出て、ボールを大切につないで、つないで、つないで、最後はこの日丸田の背番号13を任されたCTB木村が飛び込みトライ。8−10。
逆転がいよいよ見えてきたが、早稲田も死んでいなかった。
13分。ちょっとしたディフェンスの隙をつかれ、一気にWTBまでボールをまわされる。そして俊足WTBに振り切られトライ。8−15。痛恨のトライであった。
その後も法政はあきらめずボールを追った。特にFWのスクラム・モールは完全に早稲田を圧倒し相手陣深く攻め込む。だがさすがは早稲田。最後の一歩を許さない。そのまま時間だけが経過していった。
そしてノーサイド・・・。

勝てなかった。色々な思いを胸に戦ったのに勝てなかった。いつもの試合以上に選手たちは悔しさを全身に表していた。しかし今日の試合は見ていて感動した。全員が気持ちのこもったプレーをし、その気持ちは見ている側にも伝わってきた。きっと丸田にも伝わっただろう。今度の目標は関東大会。それまでしっかりと練習をして、青とオレンジのジャージを大舞台で見てみたい。
がんばれ一高!!



法政一

1
大濱 裕之
2
2
遠山 周平
2
3
玉川 嘉文
1
4
西勝 重明
1
5
関谷 俊彦
2
6
澤井 正和
2
7
小林 修平
8
吉岡 耕
2
H
9
乾 良太
2
10
薄井 智
2
T
B
11
井元 翔太
1
12
楠原 光弥
2
13
木村 貴瑛
2
14
谷口 智規
1
FB
15
小池 宏明
1



16
小池 悠介
1
17
安藤 良一
1
18
衛藤 天使
1
19
20
21
22
23
24
25
法政一
早高院
1
1
PG
DG
3
前半
10
1
1
PG
DG
5
後半
5
8
合計
15

交代
入替
前半17分
11 → 18