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新人大会チャレンジマッチ。
法政一高ラグビー部が、吉岡を主将として新たなチームをスタートさせたのが10月6日。その後練習を重ね、ついに新チーム初の公式戦を迎えた。相手は青山学院。毎年BKの展開力がすばらしく、わがチームが最も苦手とするタイプのチームである。
しかし、今年こそ念願の花園に出場するためには、最初の試合で勢いをつけ一年間のスタートを切らねばならない。絶対に負けられない戦いである。
快晴の空の中、新たな世代の戦いが、今キックオフ!
青山学院ボールでキックオフ。しかし法政は初の大舞台で緊張していた。そのキックオフのボールをターンオーバーされ、BKに展開される。
0分。ディフェンスの隙をつかれ、なんと開始30秒でトライを奪われる。最悪の出だし。7−0。
しかし逆にこれでやっと法政の緊張が取れた。
2分。ゴール前まで詰め寄り、ペナルティーを得る。ここで外には出さずFWがゴリゴリに前へ出る。最後は期待の1年生FL小林が飛び込みトライ。7−7。
開始わずか2分間で双方がトライをする荒れた展開。ノーガードの打ち合いが予想された。
9分。法政はまたもチャンスを得る。攻撃がリズムに乗り始め、怒濤の連続攻撃。そしてFB木村へパスが回った。木村は一度DFに掴まるが、持ち前の突破力で振り切り独走しトライ。14−7。
そしてノーガードの打ち合いの様相を呈していた試合が落ち着き始め、この頃からこう着状態に入っていく。前半はどちらも決定機をつかめないまま中盤での攻防が続いた。
そして前半終了。

後半も展開は変わらず、相変わらずのこう着状態。法政がFWのモールを中心にグリグリ前に出れば、青学も自慢のBK陣が快速を飛ばし一気に陣地を挽回する。
ゲームが動いたのは後半も14分を過ぎた頃であった。
14分。トライを奪ったのは青学であった。法政FWがモールで押しまくっていたが、またもや一発でBKに突破され大きくゲインされる。そして大きく開いたWTBにロングパスを通され、インゴールまで走りきられた。14−14。
そのまま時間が過ぎ残り1分。何年ぶりかの抽選かと思われた時、一人の選手が試合を決めた。SO薄井智。
彼は中学でラグビーをやっていたが高校進学と同時に水泳に転向する。しかし主将吉岡たちの熱い思いに共感し、10月から再びラグビーを始めた男である。
24分。その彼がゴール前のラックから飛び込んだ。トライ。19−14。
そしてここでノーサイドの笛。

接戦であったが、勝利し1部トーナメントへ参加できることは非常に大きい。たくさんの課題が残ったが、反面良いプレーも随所に見られた。特にスクラムは完全に相手に勝り、なんと相手ボールスクラムの3分の2をターンオーバーし、まともにボールを出させたのはたった一度だけであった。
弱点は克服し、武器はもっと磨いて1月9日から始まる1部トーナメントはつなげてもらいたい。



法政一

1
大濱 裕之
2
2
遠山 周平
2
3
玉川 嘉文
1
4
関谷 俊彦
2
5
西勝 重明
1
6
小林 修平
1
7
澤井 正和
2
8
吉岡 耕
2
H
9
乾 良太
2
10
薄井 智
2
T
B
11
小池 宏明
1
12
楠原 光弥
2
13
丸田 喬仁
2
14
井元 翔太
1
FB
15
木村 貴瑛
2



16
小池 悠介
1
17
安藤 良一
1
18
衛藤 天使
1
19
谷口 智規
1
20
鈴木 遼平
1
21
22
23
24
25
法政一
青山学院
2
1
2
1
PG
DG
14
前半
7
1
1
1
PG
DG
5
後半
7
19
合計
14

交代