快晴の東電高校グランド。法政一高ラグビー部にとって新チームで初めて臨む試合の始まりを告げるホイッスルが鳴り響いた。 前半６分。まずはＳＯ楠原がブラインドに飛び出し、ボールを受けた高杉が左隅にトライ。５−０。幸先よく先制した法政だったが、初試合の緊張感からか、プレーがおぼつかない。 前半１４分。スクラムから相手７番がルーズボールを拾いそのまま中央にトライ。５−７と逆転される。

前半１８分。法政はハイパンの処理をミスしターンオーバーされ、最後はタックルをかわされトライされる。５−１４。 だが、このまま前半を終了するかと思われたロスタイムに法政が反撃に出る。 前半２５分。ＳＯ楠原のロングキックが相手ゴール前まで攻め込み、相手ラインアウトをＦＷが見事奪い取った。そこで帝京はたまらず反則。間髪いれずキャプテンのＦＬ門倉が突っ込み、最後は期待の１年生No.８吉岡がゴールに飛び込んだ。１２−１４。前半終了。 後半は法政ペース。前半最後のトライで勢いの付いた法政は、後半開始と同時にアタックに出る。 後半1分。敵陣22メートルの内側からのマイボールラインアウトを、FWが強力なモールで押し切る。最後は門倉がトライ。１７−１４。 その後帝京もPGで同点とするも、後半11分、敵陣深くでのマイボールスクラムから８→９と縦を付いた。ここでSH飯田のパスダミーがさえ、相手選手をすべて抜き去りトライ。２２−１７。 後半18分にも、後半から出場の澤井が突進し相手守備陣を崩壊させると、完全に余った左サイドへ、高杉がこの日2つ目のトライ。２９−１７。 その直後、安心した法政ディフェンスの一瞬の隙を突き、帝京がすばやいキックオフ。法政は油断していたのか止めることが出来ず、トライを奪われる。２９−２４。 その後、一進一退の攻防が続くがともに得点には結びつかず、ノーサイドの笛。 法政一高は、初陣を見事白星で飾った。

法政一 Ｆ Ｗ 1 大濱　裕之 1 2 池田　陽亮 2 3 安藤　和輝 2 4 門　宏昭 2 5 関谷　俊彦 1 6 門倉　誉士希 2 7 家泉　友則 2 8 吉岡　耕 1 H  Ｂ 9 飯田　吏 2 10 楠原　光弥 1 T B   11 土屋　裕央 2 12 安藤　裕紀 2 13 高杉　力哉 2 14 丸田　喬仁 1 ＦＢ 15 木村　貴瑛 1 リ ザ  ｌ ブ 16 澤井　正和 1 17 乾　良太 1 18 関口　健人 1 19 20 21 22	法政一 帝京 2 Ｔ 2 1 Ｇ 2 PＧ DG 12 前半 14 3 Ｔ 1 1 Ｇ 1 PＧ 1 DＧ 17 後半 10 29 合計 24
	交代 入替 後半0分 5　→　16