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全国大会東京都予選3回戦。
相手は目黒学院。目黒学院といえばかつて花園で何度も優勝している名門中の名門である。その強さの秘訣はなんと言っても強力FW。この大型FWは伝統であり、一昨年わが法政一高の花園への夢を破ったのもこの目黒の誇る大型FWであった。
花園へ行くため、そして一昨年の借りを返すため、絶対に負けられない戦いであった。

快晴の空の中、キックオフ!
前半2分。法政は願ってもないチャンスを手に入れる。開始直後の猛ラッシュに耐え切れなかった目黒DFがたまらずオフサイドの反則。法政は試合前に『前半の最初の得点になる場面でペナルティーを得たらペナルティーゴールを狙おう』と決めていた。まさに絶好の位置。LO関谷は慎重に狙うがはずれてしまう。絶好のチャンスを逃した・・・、と全員が思った瞬間だった。そのはね返ったボールに素早く反応する一人の選手がいる!CTB安藤(裕)であった。なんとその跳ね返りをダイレクトでキャッチしインゴールに飛び込んだ。トライ!法政が先制する。関谷も汚名挽回とばかり難しい角度からのコンバージョンを成功させる。7−0。
5分。目黒のFWはやはり強い。再三押し込まれる。法政は何とかしのぎ耐えるが、じりじりと下げられていく。
11分。ついに防御線を突破されてしまう。7−7。
19分。展開は相変わらず、法政は防戦一方。またも強力FWに押し込まれ今度はBK展開でトライを奪われる。7−12。
27分。約20分間、攻撃の糸口を見出せなかった法政だが、前半終了間際にチャンスをつかむ。FWのサイズでは負けてもBKの展開力では勝っていた。相手ゴール前まで徐々に迫る。しかしここで痛恨のミス。逆に一気に相手エース14番に走られトライされてしまう。7−19。
前半終了。

後半も試合展開は変わらない。目黒のFWに押し込まれ、それを必死に耐える時間帯が続く。
14分。耐え続けていた法政DFがついに反撃へと転じる。相手ゴール前まで進みラインアウトを得るが、またもやミス。逆にボールを奪われ繋がれ、BKに展開されトライを奪われてしまう。7−26。耐え続けた末の失点であったので、これで試合は決まったかと思われた。
しかしここであきらめるほど法政一高は、やわな鍛え方をされていない!
16分。安藤(裕)が相手DFを突破し、BKでつなぎ最後はWTB木村がトライ。
14−26。
19分。再び押し込まれピンチになりかけるが、途中出場FL家泉が体を張ったすばらしいセービング。流れを再び法政に引き戻す。
24分。先ほどの家泉のスーパーセーブに影響を受けたのか、FL澤井・LO関谷もすばらしいセービングを見せる。これにより相手ボールをターンオーバーし左展開。FWを信じて待っていた木村が左隅に意地のトライ!!
その後、相手がシンビンで1人少なくなったこともあり、法政は怒濤の攻撃を見せるが、ここで無常にもノーサイドの笛。


あと一歩届かなかった・・・。しかしこの一歩が、7点という差が、大きな壁であるのだろう。これで3年生は引退し、新たなチームとしてスタートを切ることになる。この一歩を埋め、さらに前へ進むために、2年生1年生はがんばってもらいたい。そして先輩たちの成し遂げられなかった花園出場を、来年こそかなえてもらいたい。

3年生、本当にお疲れ様でした。最後の試合、本当に感動しました。最後まであきらめない気持ちの強さは君たちの人生に必ず役に立つと思います。これからはOB会の一員になります。後輩たちを鍛えるためにグランドへ足を運んでください。

池田陽亮・安藤和輝・門宏昭・家泉友則・飯田吏・土屋裕央・安藤裕紀・高杉力哉・そして門倉誉士希、本当に3年間、お疲れ様でした。



法政一

1
大濱 裕之
2
2
池田 陽亮
3
3
安藤 和輝
3
4
門 宏昭
3
5
関谷 俊彦
2
6
門倉 誉士希
3
7
澤井 正和
2
8
吉岡 耕
2
H
 B
9
飯田 吏
3
10
土屋 裕央
3
T
B
 
11
木村 貴瑛
2
12
楠原 光弥
2
13
安藤 裕紀
3
14
丸田 喬仁
2
FB
15
高杉 力哉
3


 l
16
玉川 嘉文
1
17
遠山 周平
2
18
西勝 重明
1
19
家泉 友則
3
20
乾 良太
2
21
小池 宏明
1
22
小林 修平
1
23
安藤 良一
1
24
衛藤 天使
1
25
井本 翔太
1
法政一
目黒学院
1
3
1
2
PG
DG
7
前半
19
2
1
1
1
PG
DG
12
後半
7
19
合計
26

交代
入替
後半6分
3 → 17
入替
後半15分
6 → 19
入替
後半15分
14 → 20