再びケルストンのU１５との対戦。４日前の試合で惜敗した法政のモチベーションは非常に高く、試合前には相手のお株を奪う、『日本式ハカ』を披露する。今度こそ勝つぞという気迫がみなぎっていた。だが、冬の国から来たケルストンが今夜はナイターの涼しい環境の中でできるということがあり、日本式のレフリングにも慣れ、前回の試合よりも彼らのモチベーションは高かった。直前に行われた東京高校との試合でも、４日前に比べケルストントップチームの動きは格段によかった。 本調子を取り戻したワールドチャンピオンの弟分に、法政一高はリベンジを果たせるかどうかが注目であった。

お互いのハカの余韻が残る中、キックオフ。 ２分。CTB安藤（裕）が相手BKを切り裂くも、その後の攻撃が繋がらず先制のチャンスを逃す。 ５-１０分。ケルストンの猛攻が始まり防戦一方に回るがナイスディフェンスでトライを許さない。 １３分。法政の前に出る意識があだとなりオフサイドが目立ち始める。そしてゴール前でペナルティーを許してしまいトライ。０−７。 １８分。再び攻めるがやはり攻撃が繋がらない。 ２０分。ラインアウトをインターセプトされ裏に出られトライ。０−１２。 前半終了。 後半こそはと意気込む法政だが、ケルストンの攻撃はますます激しさを増していった。 ３分。安藤（裕）が左サイドを突破するもトライには至らない。今日はこのパターンが目立つ。 １８分。ゴール前からNo.8⇒スクラムハーフと繋がれ最後は大外に回されトライ。０−１７。 ２０分。ケルストンボールスクラムから右へ展開される。ディフェンスが捕まえられずトライ。０−２４。 足の止まり始めた法政にペナルティ目立ち始める。 ２３分。外･外で意識を外に集中させられたところで中央突破されトライ。０−３１。 ここでノーサイドの笛。完敗であった。 ケルストン高校はオールブラックスに数々の名選手を送り出している。前回のW杯でもケルストンのOBが５人オールブラックスのメンバーとして活躍し、他国の代表になった選手も加えると計１０人がW杯に出場した。今回我々が戦った選手の中にも、将来オールブラックスに選ばれる選手もいることだろう。日本で行われるであろう２０１１年のワールドカップで彼らの勇姿を、そして我が法政一高からも日本代表としてその同じグランドに立っている選手がいることを願ってやまない。

法政一 Ｆ Ｗ 1 関谷　俊彦 2 2 池田　陽亮 3 3 安藤　和輝 3 4 門　宏昭 3 5 安藤　良一 1 6 門倉　誉士希 3 7 家泉　友則 3 8 吉岡　耕 2 H  Ｂ 9 飯田　吏 3 10 土屋　裕央 3 T B   11 木村　貴瑛 2 12 楠原　光弥 2 13 安藤　裕紀 3 14 丸田　喬仁 2 ＦＢ 15 高杉　力哉 3 リ ザ  ｌ ブ 16 大濱　裕之 2 17 玉川　嘉文 1 18 畑田　遥磨 1 19 小池　悠介 1 20 西小野　亮 1 21 遠山　周平 2 22 澤井　正和 2 23 衛藤　天使 1 24 西勝　重明 1 25 小林　修平 1 26 乾　良太 2 27 関口　健人 2 28 鈴木　遼平 1 29 谷口　智規 1 30 井本　翔太 1 31 小池　宏明 1	法政一 ケルストン Ｔ 2 Ｇ 1 PＧ DG 0 前半 12 Ｔ 3 Ｇ 2 PＧ DＧ 0 後半 19 0 合計 31
	交代 入替 後半0分 5　→　17