兄弟校であるケルストン高校が１５年ぶりに来日し、親善試合を行った。ケルストン高校は何度も高校世界一に輝いている超強豪校。我々の試合の前にはケルストンのトップチームがオール東京と戦ったが、埼玉を倒して国体に出場するオール東京に勝利した。我々の相手は１５歳以下とは言え、１８０センチを超え１００キロ以上ある選手がたくさんいた。対格差を日本人の『根性』で埋められるかが注目であった。開始前に恒例のハカ。法政はすさまじい気迫に圧倒されながらキックオフを向かえた。

しかし選手たちは気後れしてなどいなかった。キックオフからいきなりターンオーバーをする。スクラムは優勢。立ち上がりはむしろ押していた。 ５分。ペナルティーでタッチキック。ケルストンボールからのラインアウト。法政のタックルが高く、ロングゲインを許す。しかしCTB楠原のナイスキックでマイボールゲット。チャンスを迎えるが得点には至らず。 １０分。楠原のペナルティーからのナイスタッチキック。ここから法政バックス陣の華麗な展開でゲインするも、肝心なところで痛恨のノックオン。逆にケルストンの目を覚まさせてしまい、止まらなくなる。 しかし法政もさがらない。WTB木村のスペースを狙ったキックによりゴール前でマイボールスクラムを得る。攻め込むがやはりトライにいたらず。しかしケルストンのハンドでゴール前右タッチライン際からNo.8吉岡が突っ込み密集の中でトライ。関谷も難しい位置からコンバージョンを決める。７−０。なんと法政が先制する。 ２０分。ケルストンの反撃。互いにターンオーバーが続くがケルストンがボールを確保し、BKへ展開する。インサイドセンターからウィングまで一気に飛ばし、快速ウィングが左から中央へ回り込みトライ。コンバージョンも決め７-７。 同点のまま前半終了。 後半キックオフ。楠原がキャッチし敵陣深くまで蹴り返しマイボールのチャンス。 ５分。ケルストンの猛攻。相手３番がゴール前に突っ込むが、吉岡の火の出るようなタックルで止め、トライを許さない。中央で両方の攻撃が続くがトライに繋がらない。 １４分。ケルストンの攻撃。左展開しBKがついに抜かれトライ。７−１４。 その後双方惜しいチャンスを作るも互いにトライを許さずノーサイド。 非常にいい試合であったが、法政はミスでチャンスをつぶしたことが痛かった。４日後に再び同じ相手と戦う。今度こそ勝利をもぎ取ってほしい。

法政一 Ｆ Ｗ 1 関谷　俊彦 2 2 池田　陽亮 3 3 安藤　和輝 3 4 門　宏昭 3 5 安藤　良一 1 6 門倉　誉士希 3 7 家泉　友則 3 8 吉岡　耕 2 H  Ｂ 9 飯田　吏 3 10 土屋　裕央 3 T B   11 木村　貴瑛 2 12 楠原　光弥 2 13 安藤　裕紀 3 14 丸田　喬仁 2 ＦＢ 15 高杉　力哉 3 リ ザ  ｌ ブ 16 大濱　裕之 2 17 玉川　嘉文 1 18 畑田　遥磨 1 19 小池　悠介 1 20 西小野　亮 1 21 遠山　周平 2 22 澤井　正和 2 23 衛藤　天使 1 24 西勝　重明 1 25 小林　修平 1 26 乾　良太 2 27 関口　健人 2 28 鈴木　遼平 1 29 谷口　智規 1 30 井本　翔太 1 31 小池　宏明 1	法政一 ケルストン 1 Ｔ 1 1 Ｇ 1 PＧ DG 7 前半 7 Ｔ 1 Ｇ 1 PＧ DＧ 0 後半 7 7 合計 14
	交代 入替 後半0分 5　→　17