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春季大会2回戦。相手は朝鮮高校。新人大会で、あの関東選抜大会にも出場した成蹊高校とも互角にわたりあったすばらしいチームである。先週同様、雲ひとつない晴天の中、両チームはウォーミングアップを開始する。法政は玉川学園との戦い以上に気合が入ったアップを見せた。第一試合のチームの声が聞こえなくなるほどの圧倒的なコーリング。練習でもミスボールに対する反応。仲間同士での当たりの練習でもお互いに声が出るほどのヒットを見せる。私、ウォーミングアップを見ていて涙が出たのは初めてであった。名前負けなど微塵もせず、戦いに行く戦士の目をしていた。そしてキックオフの笛。
しかし、朝鮮は強かった。


前半3分。相手ラインアウトがミスになるも、相手に拾われCTBにディフェンスラインのギャップをつかれ突破。そのままトライ。0−7。
このトライを皮切りに、朝鮮の怒濤の攻撃が始まった。
前半5分・9分・16分・22分と立て続けにトライを奪われる。法政のFW達はよく走り、朝鮮の強力FWに押されない。接点でもたくさんの人数を使いボールを確保。ターンオーバーを許さなかった。しかし、さすがは朝鮮。最少人数でボールを確保し、数的優位を作りBK展開。まさにお手本どうりのラグビーでトライの山を築いていく。点差はあっという間に33点まで広がった。勝負は決まったかに見えた。
しかし法政は意地を見せる。
前半ロスタイム。CTB楠原のパントに対してSO土屋が鬼のチェイス。相手がボールをこぼしこぼれ玉となったボールを法政が拾い、CTB安藤へ。安藤は相手2人を引きずりながらトライ。前半を7−33で折り返す。

だが後半になっても朝鮮のペース。
前半はよく耐えていた法政FWも次第にじりじり下がり始め、ディフェンスラインにもギャップが生まれ始める。そうなると朝鮮はさらに止まらない。
後半2分・5分・8分・11分・18分・20分・23分と計7トライを奪われる。
法政の選手たちはタックルにはよく入り、声を最後まで途切れることはなく、本当によくがんばったが、残念ながら7−76という大敗を喫した。

実力差は認めざるを得ない。朝鮮高校は穴がなく、クリーンでありながら熱いプレーをするいいチームであった。我々の分もがんばって、ぜひとも関東大会へ行ってもらいたい。
法政は惨敗はしたが、課題がはっきりしている分、今後に期待できるであろう。
何より、試合終了と共に泣き崩れた戦士たち、君たちは必ず強くなる!過酷な夏を乗り越え、秋にはすばらしい結果を残してもらいたいと思う。

法政一

1
大濱 裕之
2
2
池田 陽亮
3
3
安藤 和輝
3
4
門 宏昭
3
5
関谷 俊彦
2
6
門倉 誉士希
3
7
澤井 正和
2
8
吉岡 耕
2
H
 B
9
飯田 吏
3
10
土屋 裕央
3
T
B
 
11
乾 良太
2
12
楠原 光弥
2
13
安藤 裕紀
3
14
丸田 喬仁
2
FB
15
木村 貴瑛
2


 l
16
遠山 周平
2
17
家泉 友則
3
18
関口 健人
2
19
高杉 力哉
3
20
21
22
法政一
東京朝鮮
1
5
1
4
PG
DG
7
前半
33
7
4
PG
DG
0
後半
43
7
合計
76

交代
入替
後半8分
18 → 14
入替
後半10分
16 → 1