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雲ひとつない青空の下、春季大会1回戦が始まった。相手は玉川学園。基本に忠実なラグビーをやるチームなので、選手たちも慢心など微塵もなく、緊張しながら試合に臨んだ。試合前のウォーミングアップ、法政はものすごい気合を見せ、声を枯らすほどの大声を出していた。すばらしい試合をするであろうことは、試合開始前から予想できたほどだった。そしてキックオフの笛。
法政は立ち上がりにいきなり猛攻を仕掛ける。

前半4分。SO土屋が相手ディフェンスラインのギャップをつき突破。相手ゴール目前までゲインする。ここから間髪いれずFWのモール攻撃。じりじり押し込み、最後はNo.8吉岡が飛び込みトライ。7−0。
前半9分。ハーフウェー付近からCTB楠原が巨大パント。相手守備陣が処理にもたつくところにWTB丸田の強烈タックル。そのこぼれ玉を相手が拾うも、法政ディフェンスのすばやいプレッシャーにたまらずノットリリースザボールの反則。ペナルティーからFL澤井がハリーで突進しトライ。12−0。
前半18分。自陣まで攻め込まれるもペナルティーを得る。ここで法政はキックを使わずハリーで攻める。相手がたまらず何度もペナルティーを犯し食い止めようとするが、法政は一切キックを使わない。全てハリーでGO!最後は相手ゴール前でラインアウトを得、モールから吉岡が飛び込みこの日2つ目のトライ。この時、吉岡にバインドしながらすばらしいハンマーを見せたキャプテンFL門倉のプレーは感動すら呼ぶものであった。17−0。
前半25。相手陣深くまで攻め込みチャンスを作るが、ここで痛恨のノックオン。チャンスは途切れたかに見えたが、相手のタッチキックに対してフランカー陣のナイスプレッシャー。陣地を取り返させない。逆に相手ゴール前でのマイボールラインアウトになり、モールを押し込み澤井がやはりこの日2つ目のトライ。24−0。
前半終了。法政は最高の形で前半を折り返した。

しかしさすがは玉川学園。後半キックオフと同時に猛反撃を開始する。
後半3分。法政はペナルティーを犯す。ここで玉川は迷わずハリーGO。法政は戻りきれずFBに独走を許しトライ。24−5。
後半11分。玉川の反撃は終わらない。法政はポイントの寄りで負けはじめ、ペナルティーを連続して犯すようになる。ここで今度は冷静にタッチキック。ゴール前から玉川ボールラインアウトになり、ラインアウトモール。法政ディフェンスも押し込まれずよく耐えるが、サイドにパスアウトされトライを喫する。24−10。
その後の15分は一進一退。共にゴール前まで攻め込むも、肝心なところでのミスが目立ちトライに至らない。そしてノーサイドの笛。
後半こそノートライで相手に主導権を握られたが、試合開始、いや、開始前から最後まで声がとぎれることなく、終始緊張感のあるナイスゲームであった。玉川学園の分も、次戦の挑戦高校に臆することなくぶつかっていきたい。


法政一

1
大濱 裕之
2
2
池田 陽亮
3
3
安藤 和輝
3
4
門 宏昭
3
5
関谷 俊彦
2
6
門倉 誉士希
3
7
澤井 正和
2
8
吉岡 耕
2
H
 B
9
飯田 吏
3
10
土屋 裕央
3
T
B
 
11
乾 良太
2
12
楠原 光弥
2
13
安藤 裕紀
3
14
丸田 喬仁
2
FB
15
木村 貴瑛
2


 l
16
遠山 周平
2
17
家泉 友則
3
18
関口 健人
2
19
高杉 力哉
3
20
21
22
法政一
玉川学園
4
2
PG
DG
24
前半
0
2
PG
DG
0
後半
10
24
合計
10

交代
入替
後半0分
16 → 1
入替
後半0分
17 → 5