新人大会トーナメント2回戦。
新キャプテンとなった小林雅治率いる第72代。彼らにとって初の公式戦である新人大会が行われた。人数難から合同チームとしての活動を余儀なくされている我々だが、都立三鷹高校を初め多くの学校と一緒にやってきた中で、ようやくチームとしてのまとまりが出てきていた。しかし今回の新人戦に対しての合同編成で大きなシャッフルがあり、今までとは違うチームも入った合同を組むことになった。我々は合同Cの中では、初めて顔を合わせるメンバーも多い。どれだけチームとしてのケミストリーが築けるか、が大きなテーマである。
相手は、合同H。成城学園・日大二校・豊島学院・目黒日大と、いずれも強豪チームの集まりではあるが、合同チームという点では同じ条件である。いかにチームとして戦えるかが問われる試合となった。
ヤーボキックオフで試合開始。
いきなりピンチを迎える。
キックオフのボールに対しコミュニケーションミスから奪われてしまう。危惧されたことが最初にプレーで出た。
2分。奪われたボールをスクラムから繋がれ、左サイドを駆け上がられトライを奪われる。いきなりの先制トライ。0-7。そしてここから一気に失点を重ねていく。
6分、13分、17分、19分、24分、と前半だけで6つのトライを献上する。そのどれもが、DFラインにギャップが生まれ、そこをスピードを持ったランナーに突破されるというパターンであった。コミュニケーションが無く、チームとして戦えていない。
ハーフタイムでもう一度やるべきことを確認した合同C。
後半の立ち上がりはそれなりの修正を見せてはいたが、フィットネスが下がってくるにしたがってコミュニケーションも無くなった。コミュニケーションが無いから組織的にDFできず、その結果前に出ることもできない。
3分、5分、19分、と後半も3つのトライを奪われた。
ラスト5分、ようやく攻撃に転じることができ、多くのフェーズを重ねて合同H陣への攻め込む。5分以上にわたる攻撃でジリジリとゲインを重ね、ゴール前まで迫った。しかし取り切ることができず、ついにボールを奪われた。
そしてノーサイド。
良いところのほとんど無い試合となってしまった。ATもDFも課題が山積である。ここから巻き返すためには相当な努力が必要であろう。しかし下を向いている暇はない。選手の先輩が一人もおらず、常に自分たちを先導してくれる人たちに飢えてきた72代。しかしいよいよ彼らも最高学年となり、最後の一年が始まった。誰かに導いてもらうのではなく、自分たちの力でこの逆境を乗り越え、価値のある一年間としてもらいたい。
第72代の戦いはここからはじまるのだ。
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|