新人大会2回戦。
いよいよ初戦を迎えた。合同Bとしての初の公式戦だ。先日行われた多摩地区交流大会では、勝利は収めたものの個々の能力のみでプレーしていた部分が大きかった。数回の練習しかできなかった中で、いかに一つのチームとして機能できるかがテーマとなった。
マイボールキックオフで試合が始まる。
3分。合同Bはターンオーバーから右へと展開。ゲインを重ねると、HO松本(玉川)が先制トライを奪う。キッカーを務めたSH高橋(傑)も右隅ギリギリの難しい角度から見事にコンバージョンゴールを決める。7-0。
7分。左10mラインアウトから右サイドをFB曽我(玉川)が素晴らしいスピードで駆け上がると、余った左サイドへ展開。そこに走りこんだのがFL高橋(慧)。ボールを持って縦に走り昭和一DFを十分に引き付けてからパス。走りこんだPR平山(玉川)が難なくトライを奪った。14-0。
9分。ここも高橋(慧)が自慢のパワーで突破。DFを弾き飛ばし突進し、一気にインゴールまで持っていった。21-0。
11分。自陣22mから左サイドでPR鈴田(玉川)がボールをもらうとゲインした上でDFを上手く引き付けてWTB萬田へ。萬田は持ち前のスピードで左サイドを走りきり70mの独走トライ。28-0。
13分。キャプテンNo.8赤坂のパスを受けたCTB安藤(玉川)が左サイドを駆け上がりトライ33-0。
17分。連続攻撃から中央にトライ。38-0。
前半だけで6つのトライを奪った合同B。しかしまだまだ攻撃の手を休めない。
5分。後半から出場のFL水沢(玉川)が大きなゲインをすると、そこで得たペナルティーから高橋(傑)がハリーで自ら持ち出し一気にゴール前へ。しかしここはミスがありトライにならず。
8分。昭和一陣ゴール前でのスクラムから、相手のキックをキャッチした曽我がスピードで突破しトライを奪う。43-0。
10分。鈴田がナイスランで50mゲイン。ゴール前に迫ると高橋(傑)が空いたサイドを冷静に見つけトライ。50-0。
12分。BK展開から曽我のトライ。57-0。
16分。ゴール前から高橋(慧)が飛び込みトライ。64-0。
19分。ターンオーバーからDFの穴をCTB杉本が抜けてトライ。71-0。
22分。ここも杉本がトライ。78-0。
24分。ゴール前ピックから高橋(傑)のトライ。85-0。
後半も7トライを奪い、合わせて13トライの猛攻で勝利を奪った合同B。相手に得点も許さず快勝と言っていいだろう。しかしこの日も課題であった「個々のスキルに依存した勝利」であったこともまた事実だろう。合同チームという性格上、どうしても個人の能力に頼りがちになるのは自然なことかもしれない。だがこのままではシード校をはじめとした強豪校と渡り合うことには限界がある。いかに少ない時間の中で一つのチームとして試合を進められるか、次の試合までにこのテーマを忘れずにやっていきたい。言い方を変えれば、すごく能力の高い選手が集まったチームなのだ。これが集団としてチームとして機能し始めれば、大化けする可能性は十分にあると思っている。
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