全国大会都予選2回戦。
今回の全国大会都予選も合同チームとして参加することとなった。一緒に組むのは昭和第一・東京電機・拓大一高だ。一番人数の多い昭和第一とは春季大会から引き続いて合同となった。春季大会では悔しい思いをした。個の力は決して負けていなかったものの、DFが機能せず競り負けた。技術的な問題よりも、一つのチームとなりチームのために仲間のためにプレーするという姿勢が足りなかった。今回は同じ轍は踏みたくない。7月からたくさんの合同練習を実施し互いの信頼関係の構築に力を割いてきた。だんだんと成果が出始め、今ではチームの垣根を越えて、練習帰りに一緒にメシを食いに行くほどになってきた。この大会に向けて良い準備ができたと思っている。対戦するのは武蔵野東。昨年に続いてまたしても恩のあるチームとの対戦となってしまった。今までたくさんの恩をもらったチームだ。感謝の気持ちを込めて全力で戦うことを全員で誓った。
合同Eボールでキックオフ。
1分。CTB萬田の突破からペナルティーを得ると、敵陣でのラインアウトモールのチャンス。セットプレーにも多くの時間を割いてきた。見事にモールを押し込み先制トライを奪う最高の立ち上がり。5-0。
武蔵野東も反撃を見せ合同E陣に攻め込むも、No.8赤坂のナイスタックル、WTB鈴木のターンオーバー、CTB高橋(慧)の素晴らしいDFなどでピンチを救う。
11分。敵陣で得たスクラムから高橋(慧)が突破。そのまま持ち込みトライ。12-0。
14分。スクラムをプッシュしターンオーバー。赤坂が大きくゲインすると、SO高橋(傑)がパント攻撃。相手のキャッチに合わせて鈴木がタックルしターンオーバー。SH細川が突破しFL井上へとつなぎトライ。17-0。
19分。勢いに乗る合同Eはジリジリと前に出続けゲインを重ねる。空いた右サイドを萬田が突破。そのまま走り切りトライ。22-0。
23分。武蔵野東のキックを細川がチャージ。ゴール前でボールを得るとFWのピック。主将PR岡田が飛び込みトライ。27-0。
24分。ロスタイムに追加点。自陣深くからラインアウトではなくクイックでボールを入れる。ボールがきれいに繋がると余った左サイドを突破。一度は止められるも細川がポイントサイドを突破しトライ。34-0。
ハーフタイム。
思った以上に気温が高く消耗が激しい合同E。怪我明けの選手も多く、最後までこの集中力を保てるか不安が残る。
後半開始。
2分。岡田が巨体に似合わぬ素晴らしいランを見せビッグゲイン。ゴール前まで迫るとFWがピックでトライ。39-0。
8分。一年生ながら1番を背負うPR高瀬がボールを持ってゲイン。DFを引き付けてフリーの井上へパス。井上のトライ。44-0。
19分。またも高瀬が突破。細川が空いたポイントサイドを抜けトライ。51-0。
22分。しかし武蔵野東は諦めない。足の止まり始めた合同EのDFギャップをつかれる。BKのサインプレーで抜かれるとインゴールまで走られトライ。51-7。
その後、24分、ロスタイムと合同Eがトライを追加しノーサイド。最終得点は65-7であった。
まずは勝てて良かった。いくら一緒に時間を過ごしてきたといっても、そこは合同チーム。単独チームほどたくさんの時間を過ごせたわけではない。それだけに未知数の部分も多く、不安要素もたくさんあった。そんな中で良い結果を収められたことは、素直に喜びたいと思う。
対戦させていただいた武蔵野東にも感謝しなければならない。昨年もそうだったが、やはり最後まで気持ちの折れることのない強いチームだった。点差が離れても誰一人下を抜かず、最後にトライを奪って見せた。その姿に学ぶことは多い。
次は明大中野八王子との対戦が決まった。間違いなく強敵だ。幸いにも1か月近くある試合までの時間を、どう有意義に過ごせるかで結果も変わってくるだろう。せっかくチームらしくなった合同Eだ。せっかく仲良くなったこの仲間だ。一日でも長くこのチームで続けるために、勝つしかない。
勝とう。
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